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Wise Systems、日本法人を設立

2021/07/01

米Wise Systems Inc.は7月1日、AIを活用した同社の配送経路自動化ソリューションを日本市場で拡販することを目的に、日本法人「Wise Systems Japan合同会社」を設立したと発表した。

日本法人のカントリーマネージャーには、エンタープライズに特化したテクノロジーを提供する企業等で20年以上にわたって市場開拓と販売促進の戦略を担ってきた新井原慶一郎氏が7月1日付で就任した。

同社は2014年の創業以来、物流ドライバーに最適な配送経路を提示する自動化プラットフォームを提供。ここ数年間は世界の主要な物流企業からのニーズが高まりつつあり、特に昨年からのコロナ禍にあっては、eコマースが急拡大したことを背景に柔軟性のある、より動的な運用モデルが求められるようになり、自動化ソリューションに対するニーズが急速に増大した結果、世界の多くのロジスティクス関連企業で従来の静的なシステムを、Wise Systemsのような運送業務を最適化する動的な配送システムへと移行する動きが加速した。

2014年にMIT(マサチューセッツ工科大学)からスピンアウトしたWise Systemsは、データを活用して商品やサービスの移動方法を変革するという目的を達成するために設立された企業で、同社が提供する完全自動化システムは、最適な配送経路をリアルタイムな状況を捉えて自律的に導き出すことで、配送とサービスを担う世界中のドライバーの業務を強力に支えている。

導入した顧客には、Anheuser-Busch(バドワイザーの主力ブランドを持つビールメーカー)や、Lyft(トレーニングウェアのブランド)を含む数十億ドル規模のグローバル企業をはじめ、食品、飲料、小包、宅配便、フィールドサービス等、数々の業界マーケットリーダーが名を連ねている。

●新井原慶一郎(あらいはら・けいいちろう)氏の略歴
1973年、東京生まれ。1996年に芝浦工業大学 工学部を卒業し、日本ディジタルイクイップメント(現(株)日本HP)にエンジニアとして入社。その後、コンパック、シマンテック、インテル、シトリックスといった業界を代表するエンタープライズ・テクノロジー企業に籍を置き、20年以上にわたり市場開拓戦略を推進。

2016年には高性能な3Dプリンタを開発・販売するFormlabsに入社。マーケティング部 部長としてFormlabsの国内展開を指揮し、3Dプリンタビジネスを大幅に拡大。

2021年7月より、Wise Systems Japanのカントリーマネージャーとして、日本の物流市場向けラストワンマイル自動化ソリューションの認知拡大を推進。

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