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三井不動産、関西エリアにおける大型物流施設着工

2013/08/19

三井不動産(株)(本社:東京都中央区)は、同社初の関西エリアにおける大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク堺」(所在:大阪府堺市)を、8月19日に着工したと発表した。竣工は2014年9月を予定している。着工に先立ち、当事業関係者にて8月7日に起工式を実施し、工事の安全を祈願した。

当施設は、本年12月供用開始予定の阪神高速4号湾岸線「三宝IC」に隣接、阪神高速15号堺線「住之江IC」より約3kmの場所に位置しており、大阪都心部へのアクセスに優れている。また、2016年度には阪神高速大和川線の整備により近畿道に接続し、環状網が整備されることから、関西圏の広域配送にも適した利便性の高い施設となることが期待される。南海本線「堺」駅からもバス約10分徒歩1分と、通勤にも至便な立地だ。

当施設は、地上5階建て、延床面積約13万3,000平方メートルの規模で、大型車両が各階に直接乗り入れできるランプウェイを2基備えた、マルチテナント型物流施設。ワンフロアを最大3区画まで(最小賃貸面積約6,000平方メートル)分割することが可能。

当施設は、安心安全や環境に配慮した最新鋭の物流施設だ。

BCP(Business Continuity Plan:事業継続性)対策では、免震構造や非常用発電機を採用し、津波発生時でも倉庫や電気設備が浸水しない高さ設定で設計している。

環境面では、建築環境総合性能評価システム(CASBEE)のAクラス認証取得を目指しているほか、建物屋上部分に約2MW(メガワット)の太陽光発電パネル設置を予定している。本敷地内の一部には、どんぐりなどの苗木から作られた「郷土(ふるさと)の森」が約40年前からあり、未来へ継承していけるよう、憩いの空間として保存する。

施設内にはカフェテリアや売店などを備え、当施設で働く従業員の方々の労働環境にも配慮する。

当計画の事業主体は、同社が100%出資で設立した堺築港八幡特定目的会社。同社は、堺築港八幡特定目的会社からプロジェクトマネジメント業務を受託し、建物竣工までプロジェクトマネージャーとして本事業を推進していくという。

<三井不動産ロジスティクスパーク堺の概要>
所在地:大阪府堺市堺区築港八幡町
事業者:堺築港八幡特定目的会社
アクセス:阪神高速4号線「(仮称)三宝IC」隣接(2013年12月末開通予定)、阪神高速15号線「住之江IC」 約3.0km、南海本線「堺」駅 バス約10分徒歩1分
敷地面積:5万7,700平方メートル(1万7,400坪)
延床面積:13万3,000平方メートル(4万300坪)
規模・構造:地上5階建/S造/免震構造
設計・施工:新日鉄住金エンジニアリング(株)
着工:2013年8月19日
竣工:2014年9月(予定)

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