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鴻池運輸、「愛西配送センター」本格稼働開始

2020/06/16

鴻池運輸(株)は、住友重機械搬送システム(株)製自動格納ラック「マジックラック」を導入した、サントリー等飲料メーカー製品向けの高効率物流サービス拠点「愛西配送センター」を愛知県愛西市に開設し、6月11日に竣工式を開催、6月15日より本格稼働を開始したと発表した。

同センターは同社にとって愛知県下で3つ目の物流拠点(※)となる配送センターで、主にビール、洋酒、食品等の保管・配送拠点としてサービスを提供する。東名阪自動車道の弥富IC近くに位置し、延床面積4,540坪、鉄骨造り3階建ての構造となる。

また、今年3月に開設、4月より本格稼働を開始した神奈川県の「海老名流通センター」と同様、最適な自動化・省力化とBCP対応力を高めるライン設計を目指し、サントリーグループと選定した「マジックラック」を導入し、効率の高い運営を図るほか、現場の労働負荷軽減にも取り組んでいる。

※愛知県下では大府配送センター(愛知県大府市)、名古屋定温流通センター(愛知県名古屋市)が稼働中。

加えて、愛西配送センター開設に伴う同社の物流体制見直しに対し、国土交通省より物流総合効率化法に基づく総合効率化計画として認定された。これは大府配送センターでの取扱量超過により使用していた外部倉庫数拠点を愛西配送センターに集約することで、トラック輸送を減らし、CO2排出量を30%削減、さらにトラック予約受付システムを導入、荷受け作業の効率化を実現し、ドライバーの待ち時間を約60%削減する計画により認定されたもの。

●新施設概要
名称:愛西配送センター
延床面積:4,540坪
規模:地上3階建倉庫
搬送設備:EV1基、垂直搬送機3基
特徴:「マジックラック」導入、温度:常温倉庫(内40坪定温倉庫)、積降バース:12バース、太陽光パネル(今秋導入予定)設置、蓄電池(今冬導入予定)設置
稼働開始日:2020年6月5日 入庫開始(6月15日 本格稼働開始)
所在地:愛知県愛西市西保町

●愛西配送センターの外観(上、画像提供:東洋建設(株))、「マジックラック」(中)、竣工式で挨拶する鴻池忠彦社長(下)

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