[最新ニュース] 物流・生産拠点

CoGri Group、日本法人を設立

2020/05/19

英国のCoGri Groupは4月、物流業界へのロボティクス導入を長年にわたり支援してきた国際的な経験・実績を踏まえ、「物流施設の自動化/省力化」が至上命題である日本で未来型物流施設の床を提供することを目的に2019年に日本法人であるCoGri Japan(株)を設立したことを明らかにした。

CoGri Japan(株)はコンクリート床のデザインビルド、および床平坦性調査・床認証テスト等をはじめ、CoGri Groupのすべてのサービスを日本国内で提供している。日本での実績として、CoGri Groupの床コンサルティング会社であるFace Consultants(フェイスコンサルタント)は2015年にグローバルクライアントから日本に招待され、商業施設プロジェクトでコンクリート床コンサルティング業務を提供した後、物流ロボット(AGV等)導入の際に要求される高度なFloor Flatness(床平坦性)を測定するための“Robotics Profileograph”(ロボティクス プロファイログラフ)を日本に導入した。

2017~2018年にかけて、CoGri Asiaは厳しいグローバル床基準が要求された最新の物流センタープロジェクトで日本初となるフルサイズレーザースクリードによる床施工を実施。同時にThe Concrete Society's TR34スラブデザインコンセプトとアーマージョイントを導入したプロジェクトでもある。

※Robotics Profileographは物流業界が省力化・省人化のために全力を挙げて取り組んでいる「倉庫の自動化」、とくにロボティクス導入のための、最も高精度かつ効率的な床平坦性測定方法。

現状、日本の床品質では物流ロボット導入のための床要件(高度な床平坦性等)を満たすことは困難で、構造設計者は建物構造と積載荷重を理解しているかもしれないが、MH(マテリアル・ハンドリング)機器と床を組み合わせるため、異なるレベルの理解が必要になる。

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