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ヨコレイ、新気仙沼ソーティングスポットを着工

2020/04/27

横浜冷凍(株)(ヨコレイ)は4月24日、新たに気仙沼冷凍工場の三代目として最新鋭の新気仙沼ソーティングスポット(KSS)を着工した。2021年6月末竣工の予定。

同施設は気仙沼地区の地域性を考慮し、地震対策や高波対策を施し、選別棟、冷蔵倉庫棟ともにRC構造とし、冷蔵倉庫棟は2階建にし、屋上は約14m、最上階の電気室は約19mと万一の場合の避難場所等の確保、機械室、電気室も2階部分と屋上に設置している。

●施設概要
名称:横浜冷凍(株)(仮称)新気仙沼ソーティングスポット
工期:2020年4月24日起工~2021年6月末竣工 (選別機器設置含む) 
構造:冷蔵庫棟:鉄筋コンクリート造2階建て
   選別棟:RC+Sハイブリッド構造平屋建て 
敷地面積:1万5,792.16平方メートル(4,777.12坪)
延床面積:1万4,661.75平方メートル(4,435.17坪)
[選別棟・冷蔵庫棟1万4,029.66平方メートル(4,243.97坪)/事務棟他632.09平方メートル(191.20坪)]  
建築面積:1万602.72平方メートル(3,207.32坪)
庫服屯数:8,451.96t(F級) 別途、鮮魚置場(C 級_0℃) 
主要設備
 急速凍結設備180t(36t×5室)
 自動鮮魚選別ライン・自動脱パンライン(各魚種・サイズに合わせた自動選別・箱(パン缶)詰め・脱パンを実施)
 ドッグシェルター×4基
 カツオ搬出専用バース×1基(シートシャッター1基併設) 
 外部貨物搬出入用バース×1基(シートシャッター2基併設)
 ドックレベラー×1基(4番バースに設置)
冷却設備
 省エネ型自然冷媒冷凍機 
  F級用:高効率自然冷媒冷凍機×2基[NH3/CO2使用]
  低温室用:高効率自然冷媒冷凍機×1基[NH3/CO2使用]
  C級用(鮮魚置き場):フロン冷凍機×1基[CO使用]
  凍結用(1~5号室):スクリュー冷凍機×5基[NH3直膨方式]
省エネ・環境設備
 自然冷媒冷凍機:冷凍機はすべて自然冷媒を使用。竣工すると建設中のセンターを含め自然冷媒導入率63%
 太陽光発電設備:567.0kW ※建設中(福岡IC)を含め、グループ全体の発電能力は6.47MWとなる。
 リチウムイオン蓄電池:3.8kWh(1台) 災害時のBCP対策
 BEMS(ビルディング・エナジー・マネージメント・システム):事業所全体の電力消費量を「見える化」し「効率化」を実現
 LED照明(全館)
 ノンフロン防熱材
安全対策
 フードディフェンス対応(全フロア入退館システム・監視カメラシステム)

●新気仙沼ソーティングスポット(KSS)完成イメージ

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