[最新ニュース] 物流・生産拠点

日通、国内の医薬品物流センター4拠点売却

2020/04/17

日本通運(株)は4月16日、溝ノ口物流センターほか同社が所有する物流センターの土地、建物を信託し、その信託受益権をプロロジスが運営する特定目的会社に譲渡する契約を締結したと発表した。

信託受益権は2021年3月期中に譲渡を予定しており、譲渡価格は500億円超を見込んでいる。

なお、別途締結した賃貸借契約に基づき、当該拠点を引き続き使用する。

●譲渡理由
同社グループは、「日通グループ経営計画2023~非連続な成長“Dynamic Growth”~」で掲げた「非連続な成長戦略」の実現に向け、資産の流動化によるキャッシュの創出、バランスシートのスリム化、資産・資金調達の多様化を進めており、本譲渡はその一環として決定した。

●譲渡資産の内容
[譲渡資産・所在地/譲渡日/敷地面積/延床面積/現況]
▽溝ノ口物流センター・神奈川県川崎市/2020年4月/約4万1,700平方メートル/約4万9,900平方メートル/物流センターとして利用
▽東日本医薬品センター・埼玉県久喜市/2021年3月(予定)/約5万500平方メートル/約6万5,400平方メートル/医薬品専用倉庫として建築中
▽西日本医薬品センター・大阪府寝屋川市/2021年3月(予定)/約3万2,400平方メートル/約6万3,600平方メートル/医薬品専用倉庫として建築中
▽九州医薬品センター・福岡県北九州市/2021年3月(予定)/約14,200平方メートル/約17,30平方メートル/医薬品専用倉庫として建築中

●譲渡の相手先の概要
名称:富士特定目的会社(プロロジスが運営する特定目的会社)
所在地:東京都千代田区丸の内二丁目7番3号東京ビルディング
代表者役職・氏名:取締役 稲田秀
事業内容
(1)資産の流動化に関する法律に基づく資産流動化に従った特定資産の譲受け並びにその管理及び処分に係る業務
(2)その他上記特定資産の流動化に係る業務に付帯関連する一切の業務
出資の総額:特定資本金10万円
設立年月日:2020年2月27日

●その他
医薬品専用倉庫を含む同社所有の物流センターを譲渡するが、当該物流センターにおける物流事業は、引き続き同社が責任を持ち、運営していく。

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