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日本GLP、「GLP ALFALINK流山8」着工

2020/02/26

日本GLP(株)は2月25日、千葉県流山市で開発中の「GLP流山プロジェクト」を大規模多機能開発シリーズ「ALFALINK」の第2弾「GLP ALFALINK流山」として、「GLP ALFALINK流山8」に着工すると発表した。同施設の起工式も同日執り行われた。

今回起工した「GLP ALFALINK流山8」では、「Open Hub」のコンセプトのもと、施設で働く人々に加え、地域住民も利用できる各種イベントが開催可能な交流広場「フェスティバルパーク」を設け、施設内および地域の人々の交流を促すほか、緑豊かな流山市の環境との調和を図りながら、物流施設の「見せる化」を推進していく。

また、BCP面では免震装置に加えて、非常用発電機を設置することにより災害時にも電源が供給できるほか、井水の再利用も可能。環境に配慮した施設として、すでに稼働している「GLP流山 I~III」の3棟はLEEDゴールド認証を取得しているが、「GLP ALFALINK 流山 8」も LEED 認証の取得を予定している。 
 
「Integrated Chain」をキーワードに、主に短期・季節商材向けに約1,600坪のシェアリング倉庫エリアを設ける。従来、物流施設の賃貸は基本的に長期契約を前提としているが、荷主企業の季節波動に対する短期ニーズに対応するため、館内のテナントが1日単位で賃貸利用可能な仕組みを整備する。そのほか、冷凍冷蔵設備および工場用途に向けた設備をあらかじめ導入し、多機能な倉庫スペースを賃貸提供することで、入居企業は初期投資を抑えながらサプライチェーンの統合を図ることが可能となる。

また、「Shared Solution」として「GLP流山 I~III」においてすでに利用され、雇用促進として入居企業から高く評価されている人材派遣事務所および託児所を「GLP ALFALINK 流山 8」にも設置の予定。さらにベーカリーカフェを設けることにより施設内サービスの充実を図る。

■施設概要「GLP ALFALINK 流山」
施設数:8棟
所在地:千葉県流山市南/平方/中野久木/小屋/北地区
敷地面積:約42万平方メートル(プロジェクト全体)
延床面積:約90万平方メートル(プロジェクト全体) 

なお、「GLP流山 I~III」として稼働中の3棟は、それぞれ「GLP流山I」を「GLP ALFALINK流山2」に、「GLP流山II」を「GLP ALFALINK流山3」に、「GLP流山III」を「GLP ALFALINK流山1」に2021年9月1日より名称変更の予定。

●「GLP ALFALINK 流山8」俯瞰図(イメージ)

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