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SGH、次世代型大規模施設「Xフロンティア」竣工

2020/01/30

SGホールディングス(株)は1月29日、敷地面積7万3,261平方メートル、延床面積17万1,029平方メートルを誇る次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」を1月31日に竣工すると発表した。

Xフロンティアには、通過型物流センター(Transfer Center=TC)と在庫型物流センター(Distribution Center=DC)、さらにグループ各社の多様な物流機能が交わり、物流の新たな可能性を切り開く拠点という意味が込められている。

Xフロンティアでは、顧客と社会に対して以下の3つの価値を提供する。

(1)「輸送能力の進化」
XフロンティアのTCは296か所のトラック着車バース(荷降ろし60か所、積み込み236か所)を有し、5種類の最新自動仕分け機によって1時間あたり約10万個の荷物を最大236方面に仕分ける高い処理能力を持つ。この処理能力によって関東の複数の中継センターを集約し、輸送スピードとキャパシティの向上、幹線輸送トラックの台数削減と積載率向上を実現し、顧客に高品質で安定した輸送サービスを提供する。

(2)「新たなソリューション」
TCとDC、さらに国際物流、大型・特殊輸送、ECプラットフォームといったグループ各社の物流機能を融合することで、新たなソリューションの創出が可能になる。例えば、SGHグループでは、加工や仕分け、発送にいたるまで、通常は複数拠点で行う物流工程をワンストップで対応可能だが、Xフロンティアでは中継機能の処理能力アップや、最新の物流ロボットによる自動化・省人化により、さらなるリードタイムの短縮、コスト最適化、環境負荷低減等を実現する。さらに国際・大型・特殊輸送もワンストップで対応可能となり、これまで以上に顧客への提案領域が広がる。

(3)「SDGsへの貢献」
事業活動を通じた環境負荷低減と職場環境改善も、Xフロンティアによって実現される。環境負荷低減としては、中継センターの集約による幹線輸送トラック台数の削減とともに、屋上に設けた約250台分の大型車両駐車場による周辺渋滞の抑制により、発生するCO2の削減が見込まれる。また、職場環境の改善としては、荷降ろしバースを増やすことで幹線輸送トラックドライバーの待機時間の短縮を図る。自動仕分け機や物流ロボットの導入により、従業員の作業負荷低減も実現する。

●施設概要
名称:Xフロンティア
所在地:東京都江東区新砂3-2-9
アクセス:東京メトロ東西線南砂町駅3番出口より徒歩4分、首都高速湾岸線新木場IC約3.3km、首都高速9号線枝川IC約2.8km
敷地面積・延床面積:敷地面積7万3,261平方メートル、延床面積17万1,029平方メートル
構造・規模:鉄骨造7階建て
竣工:2020年1月31日
入居会社(テナント除く):佐川急便(株)、SGムービング(株)、佐川グローバルロジスティクス(株)、SGHグローバル・ジャパン(株)
その他:(株)IHIとの共同所有物件

●Xフロンティア(上)、Xフロンティアが提供する3つの価値(下)

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