[最新ニュース] 物流・生産拠点

日本GLP、新ブランド「ALFALINK」を発表

2019/11/26

日本GLP(株)は11月25日、大規模面開発を通して新たな価値を提供する「創造連鎖する物流プラットフォーム」をコンセプトに新ブランド「ALFALINK」を発表した。

本ブランドのコンセプト、ネーミング、 ロゴデザインおよび建築・空間デザインディレクションはクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏によるもの。その第1号物件として、神奈川県相模原市で先進的物流施設5棟を「GLP ALFALINK 相模原」として開発する。総延床面積は約65万平方メートル、総開発費用は約1,400億円と、物流拠点として国内最大級の開発プロジェクトになる。
 
●ALFALINKコンセプトおよび「GLP ALFALINK 相模原」で提供する設備・サービス(例)
(1)Open Hub:施設をオープンにすることで、価値・事業創造の拠点となる。
・施設の「見せる化」
 従来見せることのなかった「倉庫」をあえてオープンにすることで、高い物流品質や優 れた職場環境を訴求し、企業イメージや地域における認知の向上、雇用確保につなげる
・事業機会を生む、共創のコミュニティづくり
 -シェアオフィスやカフェテリアなど共用スペースの充実により、入居企業同士、また新 技術をもつベンチャー企業との交流を通し、新たな事業機会を生むコミュニティづくりを促進
 -敷地内の約1万坪の開発未着手エリアを、自動運転などの実証実験向けに開放
 -倉庫内のオープンスペースを自動化機器の実証実験向けに提供
・地域共生・BCP
 -環状にデザインされた共用施設「リング」を敷地中央に設け、近隣の方々の憩いの場を提供
 -地元自治体との協力のもと、災害時の避難先、また災害物資の配送拠点としての活用を計画

(2)Integrated Chain:サプライチェーン全てを1か所で統合することが可能。
・商品企画から配送までサプライチェーンを統合
 広大な敷地と多機能な施設を活かし、「商品企画」、「生産・加工」、「保管」、「輸配 送」まで全工程をALFALINK内で統合することが可能
・入居企業間での連携により、施設内での出荷・集荷が可能
 トラックターミナルを設置することで、ラストワンマイルや幹線輸送を担う物流会社が入居予定であり、施設内での出荷・集荷が可能
 
(3)Shared Solution:ハード/ソフトの両面から最先端のソリューションを提供し、あらゆるニーズに応える。
・自動化の支援
 省人化・自動化への機器導入に向けたコンサルティングに加え、ロボット・MHメンテナンス会社が入居予定で、入居企業のオペレーションをサポート
・ハードとソフトの融合により、最適ソリューションを提供
 人材確保支援、輸配送サービスに関するソリューションを提供
・施設内サービスの充実
 敷地内の移動に向けて自動運転バスを運行、共用施設の利用者向けにアプリを導入(現時点での想定。今後変更の可能性あり)

●「GLP ALFALINK 相模原」全5棟完成イメージ(上)、開発予定地(下)

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