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三和シヤッター、工場・倉庫向け耐火パネル新発売

2019/11/08

三和シヤッター工業(株)は11月7日、工場・倉庫向けの耐火間仕切壁として設置できる耐火パネル「マジカルタイカ プラス」を11月11日より発売すると発表した。

耐火パネル「マジカルタイカ プラス」は工場や倉庫等に設置する耐火構造間仕切壁で、従来の同社商品「マジカルタイカ」のパネル構造や意匠を見直し、「はめ込み式パネル構造(特許出願中)」を採用し、省施工を実現。さらに施工支援ロボット「ジラフ}(※1)を使用して取り付けを行うことにより、ALC(軽量気泡コンクリー ト)やLGS(軽量鉄骨)工法と比べて、2倍以上のスピードで施工できる。
 
耐火性能は、1時間耐火構造の間仕切壁(非耐力壁)として国土交通省大臣認定を取得。倉庫業法(※2)の2500N/平方メートルに対応した仕様も取り揃えている。

また、高い断熱性能や耐震性能も確保している。

サイズは高さ10m(倉庫業法仕様は8m)まで対応し、表面材はカラー鋼板(シルバー、グレーの標準色、オフホワイト、ソフトアイボリーのオプション色の計4色)とガルバリウム鋼板、ステンレス鋼板と幅広くラインアップ。開口部には同社の特定防火設備のシャッター、ドア等の建具も取り揃えているため、耐火パネル「マジカルタイカ プラス」と組み合わせて提案することが可能になり、納まりの良さや工期短縮を実現する。
※1:トーヨーコーケン(株)製ガラス&パネル運搬・取り付け用マニピュレーター「ジラフ」を使用
※2:倉庫業法(則第3条の4第2項第2号)で“軸組み、外壁または荷ずりは2500N/平方メートル以上の荷重に耐えられる強度を有していなければならない”と定められている。

●新製品概要
発売時期:2019 年 11 月 11 日 
商品名:耐火パネル「マジカルタイカ プラス」 
耐火性能:<国土交通大臣認定間仕切壁(非耐力壁):1時間> 認定番号:FP060NP-0426 両面鋼板張ロックウール板間仕切壁)
耐震性能:標準仕様:層間変位角 R=1/100rad、耐震仕様:層間変位角 R=1/50rad
断熱性能:熱貫流率(U値)=0.46W/平方メートル・K
遮音性能:音響透過損失 500Hz=28.3dB
参考価格:
 価格:1,900,000円 ※消費税、取り付け工事費、搬入費、諸経費は含まず
 仕様:W=10,000mm、H=6,000mm、倉庫業法仕様、カラー鋼板
販売目標:7億円(初年度1年間)

●製品仕様
厚さ:101.0mm(呼び厚:100mm)/101.6mm(呼び厚:100mm)/121.6mm(呼び厚:120mm)
PW(パネルW芯々):900mm 
PH(パネル高さ):
 倉庫業法対応:2,000~5,300mm/5,301~6,600mm/6,601~8,000mm
 一般仕様:2,000~10,000mm(※ステンレス鋼板は~6,000mm)/-/-
重量:23.9kg/平方メートル(21.5kg/m)/28.8kg/平方メートル(25.9kg/m)/31.8kg/平方メートル(28.6kg/m) 
表面材:
 0.5mm 0.8mm カラー鋼板/ガルバリウム鋼板/ステンレス鋼板
 カラー鋼板:標準 2 色(シルバー、グレー)、オプション 2 色(オフホワイト、ソフトアイボリー) 
充填材:ロックウール100mm(150kg/立法メートル)/ロックウール100mm(150kg/立法メートル)/ロックウール120mm(150kg/立法メートル)
目地充填材:けい酸カルシウム板 12×60mm

●「マジカルタイカ プラス」(上)、「マジカルタイカ プラス」のパネル構造(中)、施工支援ロボット「ジラフ」(下) 

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