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三井不動産、「横浜ロジスティクスパーク」を取得

2013/07/24

三井不動産(株)(所在:東京都中央区)は、同社が100%出資する大黒合同会社が三井不動産プライベートリート投資法人と共同で、神奈川県横浜市所在の物流施設「横浜ロジスティクスパーク」の信託受益権を本年7月23日に取得したことを発表した。取得日以降、アセットマネジメント業務を三井不動産投資顧問(株)が、プロパティマネジメント業務を同社が行っていくという。

本物件は2009年4月に竣工し、基準階賃貸面積約1万3,500平方メートル、賃貸床面積合計約9万6,000平方メートルと国内において有数の規模を誇る大型物流施設で、現在、3PL企業を中心に施設稼働率は100%となっている。

本物件は、首都高湾岸線「大黒ふ頭IC」より約1.5km、首都高神奈川1号横羽線「生麦IC」より約2.8kmと高速道路へのアクセスに優れ、主要地方道である東京大師横浜線(鶴見産業道路)にも近いため、横浜市内や東京都心部をはじめとした首都圏への配送拠点として高い利便性を有している。また、横浜港に近接していることから、国内外への物流拠点としても高い利便性を有した立地環境だ。

本物件は、柱スパンを12m×10m、梁下有効高さを各階5.5m(1階は5.9m)と大空間を実現するプレキャストコンクリート造を採用し、地震発生時にも荷崩れを防ぐ免震構造、40ftコンテナトラックが各階に直接乗り入れできるランプウェイ、従業員の休憩スペース、コインシャワー室等、最新鋭の設備を備えている。また、CASBEE横浜のAランクを取得しており、環境にも配慮した施設だ。

流通の変革と企業の物流拠点の分散化・集約化の動きに伴い、優良なロケーションに建つ、汎用性があり高い機能性を備えた大型物流施設へのニーズが高まっている。同社では、今後もサプライチェーンの効率化など顧客のニーズに応えられる、機能性に優れた先進的な物流施設の開発・取得を積極的に進めていくという。

今般の取得により、同社が保有および開発を推進している物流施設は、千葉県市川市で昨年12月に着工した、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)と共同で開発推進する「GLP・MFLP市川塩浜」を含め、首都圏8物件、大阪1物件、計9物件になった。今後も国内各地において積極的に物流施設事業を推進していくとしている。

「横浜ロジスティクスパーク」外観(敷地南東側) 「横浜ロジスティクスパーク」外観(敷地北西側)

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