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大和ハウス、公民連携による産業団地開発に着手

2019/05/30

大和ハウス工業(株)は5月30日、長野県千曲市において物流産業団地「Dプロジェクト長野千曲」の起工式を執り行ったと発表した。

同開発プロジェクトは、長野県において同社初の産業団地開発で、千曲市初の公民連携による産業団地開発となる。
 
●「Dプロジェクト長野千曲」の特徴
(1)開発経緯
同社が千曲市にもともと農地だった同地での産業団地開発を提案した結果、土地所有者を含む3者が連携。その後、千曲市が「農村地域への産業の導入の促進等に関する法律」に基づく実施計画を長野県の同意を得て策定し、当地の農振農用地の除外を行い、農地転用が許可され、同社が所有権を取得し、開発することになった。

(2)規模
「Dプロジェクト長野千曲」は開発面積が「東京ドーム」の約3倍に相当する約14.4haで、5区画に分けて開発される予定。企業の物流施設、工場施設の新設等が可能な産業団地。なお、(株)帝国データバンク「2018 年度の設備投資に関 する長野県内企業の意識調査」によると、長野県内の企業のうち、77.7%が設備投資の予定が『ある』と回答しており、全国で2番目に高い調査結果となった。さらに業界別では「製造業」が88.9%と、9割近くの企業が設備投資の予定が『ある』と回答している。 
 
(3)立地
「Dプロジェクト長野千曲」は長野県千曲市北部に位置し、長野市南部に隣接。交通は上信越自動車道と長野自動車道を結ぶ更埴ジャンクションに近接し、更埴ICから約1.7km(車で約6分)と近く、国道403号沿いに位置しているため、長野県内はもとより、首都圏や中部圏へのアクセスに優れ、物流や産業集約拠点として最適な立地。また、長野市中心部から約 10kmに位置しているため、職住近接の就労環境も整っている。

●「Dプロジェクト長野千曲」概要
名称:「Dプロジェクト長野千曲」
所在地:長野県千曲市雨宮2824番地 他
事業規模:約200億円を予定(土地と建物)
開発面積:約14.4ha 

●事業スケジュール
2018年8月10日 長野県千曲地区産業の導入に関する実施計画策定
2018年10月17日 農振農用地から除外
2018年11月 土地売買契約締結
2019年4月23日 農地転用許可・開発許可
2019年4月26日 土地所有権移転
2019年5月30日 起工式
2020年5月 造成工事完了(予定)
2020年6月 建物着工開始(予定)

●「Dプロジェクト長野千曲」開発イメージ

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