2019/05/15

ホクショー(株)は5月15日、昨年6月より白山工場（石川県白山市）の敷地内において建設工事を進めてきた新工場棟「第3工場」が完成し、竣工したと発表した。

場内設備工事完了後の今年9月から、本格的に生産稼働を開始する。

近年、人手不足や労働環境改善への対応策として自動化のニーズは拡大を続け、同社は主力の垂直搬送機をはじめ、物流システム・自動化機器の受注が好調に推移。

前期決算の売上高は過去最高の152億4,400万円を計上。今期決算（2019年7月期）はそれをさらに上回る見込み。

受注増に伴い、組立・出荷待ち保管スペースが慢性的に不足する等、工場の拡張がここ数年の課題となっていた。そこで第1工場で稼働している粉体塗装自動化ラインおよび第2工場で稼働しているファイバーレーザ加工機を第3工場に集約し、生産能力の増強および保管スペースの拡充を図り、さらなるリードタイムの短縮を実現することで生産性のより一層の向上を目指す。

●第3工場の概要

建設地：石川県白山市旭丘3-17（白山工場敷地内）

延床面積：9,149平方メートル（建築面積：6,249平方メートル）

建屋構造：鉄骨造2階建

主要設備：粉体塗装設備2ライン、ファイバーレーザ複合加工設備1ライン、ファイバーレーザ加工設備1ライン、垂直搬送機2基（内製）、天井走行クレーン4基