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GLP、兵庫県西宮市で大型の先進的物流施設の開発へ

2013/07/09

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)(株)(本社:東京都港区)は、兵庫県西宮市に約11万平方メートルの大規模なマルチテナント型物流施設「GLP鳴尾浜」の開発に着手することを発表した。総開発コストは約157億円(1億6,000万米ドル1)の見込み。

「GLP鳴尾浜」の開発は、同社がCPPIB(カナダ公的年金運用機関:Canada Pension Plan Investment Board)と2011年8月に50%対50%で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」の日本における5番目の開発物件となる。2013年2月に同ベンチャーは日本市場の堅調なファンダメンタルと豊富な投資パイプラインを反映し、運用資産規模を当初の2倍以上の2,200億円(22億米ドル)に増資した。これまでに国内5つの開発物件への投資は総額で約590億円(6億300万米ドル)に達している。

代表取締役社長の帖佐義之氏は、「この新規開発プロジェクトは、関西圏という国内でも最大の消費地の一つに立地するものです。このエリアは、マルチテナント型の大型物流施設の空室率が現在1.5%と低水準であり、物流施設にとって魅力的なマーケットです。また、『GLP鳴尾浜』は住宅街に隣接しているため、入居予定のテナント企業は、労働力を十分に確保することができます」と述べている。

「GLP鳴尾浜」は、兵庫県西宮市に位置する産業団地の一区画を取得し、開発される。既存の産業地帯の戦略的位置にあるその区画は、関西圏の高速道路の中核をなす阪神高速道路の鳴尾浜インターチェンジに隣接しており、大阪や神戸などの大都市へのアクセスに恵まれている。

「GLP鳴尾浜」は、関西圏におけるGLPの21棟目の物流施設だ。関西圏の人口は約2,000万人で日本のGDPの約16%を占めている。関西圏におけるGLP運営の20棟の物流施設の稼働率は99.9%となっているという。

「GLP鳴尾浜」は2014年5月に着工、2015年6月までの竣工を予定している。今回の開発では、常にお客様の安全と安心を確保するため、免震構造やバックアップ電源などを備え、災害時の復旧・復興においても重要な役割を担えるような取り組みを計画している。

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