2018/11/06

三井不動産(株)とプロロジスは11月6日、共同事業開発を進めていた大型賃貸用物流施設「MFLPプロロジスパーク川越」の竣工式を執り行った。

竣工式には設計・施工を担当する(株)安藤・間の野村俊明取締役副会長をはじめ、三井不動産(株)常務執行役員ロジスティクス本部長の三木孝行氏、プロロジス代表取締役社長の山田御酒氏等の関係者が参列。施設の完成を祝った。

  

「MFLPプロロジスパーク川越」の立地は、最寄りの関越自動車道川越ICから車で約7分の場所に位置する。東名・中央・関越・東北道といった主要高速道路へのアクセスに優れ、都心と全国各方面を効率的に結ぶ輸送ポテンシャルの高い立地。さらに西武新宿線南大塚駅からも徒歩6分と通勤利便性に優れ、人材確保にも有利な立地となる。

同施設は約6万平方メートルの敷地に、上りと下りそれぞれのランプウェイ（ダブルランプウェイ）を備える地上4階建て合計延床面積約13万平方メートルのマルチテナント型物流施設で、圏央道以南の関越自動車道沿いでは最大の物流施設となる。

ダブルランプウェイにより、各階のトラックバースに45ftコンテナセミトレーラーがアクセス可能な仕様となっている。ワンフロアは中央車路を隔てて約8,500坪、最小賃貸区画を約2,000坪とするほか、1階の床荷重を2t/平方メートル（基準階は1.5t/平方メートル）とする等、幅広い層のカスタマーニーズに対応できる設計になる。

敷地内ではトラックと乗用車の動線を分け、1階西側を両面バース、住宅が近接する東側は乗用車専用駐車場とすることで、高い作業効率と安全性を確保。全館LED照明の採用をはじめ、地下水の植栽潅水・非常時生活用水への利用、非常用自家発電機や衛星電話、緊急地震速報通知システムを備える等、環境やBCPに配慮した最新鋭の施設となる。

強固な地盤を有し、浸水リスクが少なく、災害に強いエリアに立地。今年6月に発生した大阪府北部地震ら学んだ対策を実施している。  

外壁には、「川越唐桟（かわごえとうざん）」という川越の名産品をイメージしたデザインを施しているほか、歩行者用入口の前には小江戸川越にちなんだ江戸彼岸桜をシンボルツリーとした広場を公開。街や周辺地域とのつながりを大切にした施設づくりを行った。

●「MFLPプロロジスパーク川越」概要

施設名称：MFLPプロロジスパーク川越

開発地：埼玉県川越市南台1丁目9-3

構造：地上4階建て、RC+S造

敷地面積：5万8,749平方メートル（1万7,771坪）

延床面積：1万31,272平方メートル（3万9,709.坪）

着工：2017年8月

竣工：2018年10月