2018/04/24

大王製紙(株)は4月24日、ホーム＆パーソナルケア（H&PC）主要生産工場の隣接地(愛媛県四国中央市、岐阜県可児市、静岡県富士宮市) に倉庫4棟を借り上げ、大型物流センター「エリエールロジスティクスセンター（ELC）四国中央、中部可児、富士北山、富士南陵」として、4月から7月にかけて順次稼働開始すると発表した。

ELCをH&PCの基幹物流センターとして、全国の顧客へ生産工場から大型車輌で直接納品できる物流体制を強化。4棟すべて地上2階建てで、大型車輌が直接アプローチ可能なスロープを採用。4棟合計で延床面積17万4,517平方メートル(5万2,785坪)の充実した出荷機能と備蓄機能を備えている。

現状、生産工場周辺の小型倉庫に商品在庫を分散保管しているため、出荷に際してはトラック乗務員が3～4か所の倉庫を巡回して積込作業を実施。ELC稼動により商品在庫を集約し、1か所で積み込みできる体制を整え、1階、2階それぞれのフロアで積み込みを完結できる在庫レイアウトにする。

また、生産設備を新設する川之江工場をはじめ、今年10月には衛生用紙の主要生産工場でパレット輸送を開始。これにより、輸送・荷役・保管を効率化することでトラック乗務員の作業負荷を軽減すると共に、商品の安定供給体制を一層強化する。

●大型物流センター4棟の概要

（1）エリエールロジスティクスセンター中部可児（ELC 可児）

所在地：岐阜県可児市土田字番田1500-8

敷地面積：2万3,900平方メートル（7,242坪） 

延床面積：2万7,588平方メートル（8,345坪）

構造・階数：鉄骨造2階建て

保管能力：40万ｹｰｽ 

稼働予定：2018年4月

（2）エリエールロジスティクスセンター四国中央（ELC 四国）

所在地：愛媛県四国中央市三島中央1丁目字陣屋2333番

敷地面積：4万7,591平方メートル（1万4,396坪） 

延床面積：5万4,954平方メートル（1万6,623坪）

構造・階数：鉄骨造2階建て 

保管能力：75万ｹｰｽ 

稼働予定：2018年5月

（3）エリエールロジスティクスセンター富士北山（ELC 北山）

所在地：静岡県富士宮市北山4242-7

敷地面積：2万1,461平方メートル（6,503坪) 

延床面積：24,808平方メートル（7,504坪） 

構造・階数：鉄骨造2階建て 

保管能力：35万ｹｰｽ 

稼働予定：2018年6月

（4）エリエールロジスティクスセンター富士南陵（ELC 南陵）

所在地：静岡県富士宮市南陵6番 

敷地面積：4万9,557平方メートル（1万5,017坪) 

延床面積：6万7,166平方メートル（20,313坪) 

構造・階数：鉄骨造2階建て（一部3階建て)

保管能力：90万ｹｰｽ 

稼働予定：2018年7月

※4棟合計

敷地面積：14万2,511平方メートル（4万3,158坪) 

延床面積：17万4,517平方メートル（5万2,785坪) 

保管能力：240万ｹｰｽ