[最新ニュース] 物流・生産拠点

CRE&PAL、ロジスティクス4.0対応の次世代物流センターを共同開発

2017/08/08

(株)シーアールイー(CRE)は8月7日、(株)PALと組んでロボティクスやIoTプラットフォームの利用を前提とした次世代物流センターの構築に向け、共同開発に着手したと発表した。

物流現場は、多くの労働者に支えられ日々稼働しているが、労働人口の低下や通販市場の拡大などにより、大きな変革期にさしかかっている。そのため人とロボットが協同し、重労働・単純労働などの苦役はオートメーション化やAIがサポートし、アナログ管理からデジタル連携へと切り替わっていく、次世代に対応した物流センターへと変化していくことが急務となっている。

しかし、オートメーション化・デジタル化を推し進めていくにあたり、現行の物流センターでは、ロボティクスの導入が困難な仕様であったり、オートメーション化を前提に設計されていなかったりと、変化への対応が求められている。

そのため、物流不動産で豊富な開発実績を有するシーアールイーと、物流現場への先端テクノロジーの導入・運営を軸に生産性向上に取り組むPALは、次世代物流センターの共同開発に着手した。物流センター内の通信インフラなどについては、東日本電信電話(株)(NTT東日本)も参画し、共同で検討を進める。ロジスティクス4.0時代に対応した物流インフラの開発を推進していくため、 様々な企業、地域や業種の壁を超えた物流プラットフォームの構築を目指していく考えだ。

●共同開発テーマ
共同して取り組む事項としては、主に5つの事項となる。
(1)荷主様を交えた次世代物流センターの企画・設計・開発
(2)次世代物流センターの生産性を向上させる先端ロボティクスの導入検証・運用
(3)次世代物流センターの省人化のための計画実行システムの構築・運用
(4)次世代物流センター内の電気・通信インフラの整備・運用
(5)物流センター内のデジタル化に向けた IoT プラットフォームの構築・運用

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