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GLP、神戸でマルチテナント型物流施設を着工

2016/11/15

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)(GLP)は11月15日、兵庫県神戸市西区「神戸テクノ・ロジスティックパーク」内でマルチテナント型物流施設「GLP神戸西II」の起工式を執り行った。

同施設は地上4階建て、延床面積約71,000平方メートルの先進的物流施設で、1階、3階に高床バースを設置し、1・2階と3・4階の2層使いを想定。通常各階1.5tとしている積載荷重を3・4階についてはテナント企業の要望を反映し、合計3tを配分できるように設計、入居テナントの物流オペレーションによってレイアウトを柔軟に設定できる仕組みを採用した。これにより将来の物流システム自動化に備え、自動ラック設置に伴う重荷重の対応や、コンベヤ等の搬送設備の吊荷重にも柔軟に対応出来る。また冷凍冷蔵向けの床加工を一部に施すほか、食品コンテナ、パレットなどの洗浄に対応出来るよう排水、排気等にも対応する予定。

またロケーションは、神戸市内へのアクセスが約30分とエリア配送に最適の立地のうえ、山陽自動車道「神戸西IC」至近で、中国・四国地方までを網羅する広域配送向け物流拠点としても活用出来るほか、近隣に10か所以上の住宅団地があることから労働力確保の観点でも好立地。

起工式には、設計・施工を担当するJFEシビル(株)代表取締役社長の藤井善英氏ほか関係者一同、およびGLP代表取締役社長の帖佐義之氏らが参列し、安全を祈願した。

帖佐社長は「GLPはすでに、兵庫県下では10棟、関西地域では22棟の施設を運営しており、本施設に加えて『GLP枚方III』、『GLP吹田』、『GLP寝屋川』を開発中です。GLPでは日ごろからお客様のご要望やご意見を伺い、対応しています。『GLP神戸西II』では、そのようなテナント企業の多様なニーズを想定し、きめ細かい物流ソリューションを提供致します。また、堅固な地盤のうえ、災害リスクも少ない立地であることから、有事の際は阪神の湾岸地域のGLPの各施設の災害前線基地としての役割を担うことも可能です。GLPは、今後も事業継続性を確保しながら効率的な物流オペレーションを企業の皆さまに提供して参ります」と述べた。

●GLP神戸西II外観完成イメージ

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