2016/11/09

建材の開発、製造、輸入、販売を行う(株)エービーシー商会は10月28日、仕上げレベルや臭いを気にせず施工が可能な改修専用の薄膜型床仕上材「タイトカラー」を発売したと発表した。

同製品は、既存の床の上から施工が可能な厚さ約0.3～0.5㎜の薄膜仕上げが特長。金ゴテによる下塗り工程を加えることで、ローラー施工のみで仕上げる塗料よりも耐摩耗性に優れている。

一般的なコテ塗りタイプの厚塗り床材は、改修時の既存床の上から施工する際に段差が生じる。一方、ローラー施工による塗料では耐摩耗性に劣り、剥離してしまうなどの問題がある。

コテ塗りによる耐摩耗性と塗料の手軽さを備えた同製品は、整備工場や工場、倉庫などの軽作業エリアの改修現場での使用に適している。既存の床を剥がさず、コンクリートや同社製品のフェロコンなどの硬質床にも施工可能で、有機溶剤を使用しない水性材料のため換気の難しい地下での施工でも臭いがほとんど気にならない。床のレベルが変更できない場所や低臭性、美装性など、改修工事のニーズに適した製品だ。

なおカラーバリエーション(標準色)は9色で、材料設計価格(税抜)は\4,300/平方メートル(300平方メートル以上基準)。同社では年間販売目標を1億円としている。

・薄膜仕上げでレベルを気にせず施工可能。

・水性材料のため施工時の臭いがほとんど気にならない。

・コンクリートなど硬質床にも施工可能。

・豊富なカラーバリエーション。