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ヨコレイ、北海道に十勝第三物流センター竣工

2016/08/19

横浜冷凍(株)は8月19日、北海道河西郡芽室町の十勝物流センター、十勝第二物流センターの隣接地に「十勝第三物流センター」を新設、現地にて竣工式をとり行った。当日は来賓として宮西義・憲芽室町町長、広瀬重雄芽・室町町議会議長、また同社の吉川会長、西山社長、他施工関係者など約140名が出席した。

同センターが位置する十勝平野は日本の農産物の一大産地で、芽室町は道東自動車道などの高速道路へのアクセスにも優れた地域でもあり隣接2センターを含む合計収容能力は6万tを超え、道内最大級の低温物流基地となる。

冷凍設備には、温度の変化が極めて少なく貨物の品質維持に最適な自然対流方式(RD:リターンダクト)を導入。環境対策として収穫期・冬期の冷却に外気を取り入れ庫内温度を調節する外気導入システムを採用。北海道の自然特性を有効利用することで電気エネルギーを削減する他、消費電力の「見える化」と「最適化」を実現するBEMS(Building Energy Management System)導入など、地域の低温物流ニーズに応じた環境に優しい冷蔵倉庫を実現している。

記念式典では、吉川会長が出席者へ感謝の意を表すとともに「十勝地区は年を追うごとに低温物流ニーズが高まり、センター建設に至った。本年11月に竣工予定の十勝ソーティングスポットの完成と絡め新事業展開も目指す」と挨拶、その後来賓を代表して宮西町長から、「十勝の農産品を全国に発信する拠点になると期待している」と祝辞の言葉があり、式は盛況のうちに終了した。

●センター概要
名称:十勝第三物流センター
所在地:北海道河西郡芽室町東芽室北1線13-1
構造・規模:1鉄筋コンクリート造3階建 敷地面積12,286㎡ 、延床面積20,465㎡
2冷蔵収容能力F級12,567t、C&F級4,602t 、C級4,670t、合計21,389t
定温庫㎡ 、凍結20t/日
主な設備:自然対流方式(RD:リターンダクト)、外気導入システム、陽圧式低温プラットホーム、BEMS(Building Energy Management System)、エチレン発生装置、オゾン発生装置、垂直搬送機電源回生システム、全館LED照明

●十勝第三物流センター外観(上)、竣工式で挨拶する吉川会長(下)

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