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横浜冷凍、夢洲物流センター(仮称)を新設

2013/04/22

横浜冷凍(株)は、大阪湾ベイエリアの中心に位置する大阪市此花区の夢洲地区に「夢洲物流センター(仮称)」を新設すると発表した。

夢洲物流センター(仮称)は、同社既設の北港物流センターと舞洲物流センターが位置する舞洲の隣の人工島であり、大阪市の経済特区の夢洲に建設される。「高い品質管理」、「環境にやさしい冷蔵倉庫」、「最適な保管環境の提供」という3つのコンセプトに基づき設計され、多様な物流ニーズに高レベルで応えるという。

●高い品質管理
・庫内荷捌室やプラットホーム内にハイブリッドデシカント陽圧方式を導入。空気圧を外部よりも少し高い陽圧式にすることでホコリや暖気の侵入を防ぐ。
・デシカント方式により低温でも効果的な除湿を行い、結露から商品を守る。さらに、低温化する熱エネルギーを除湿に利用するハイブリッド化を実現。環境にやさしい効率的な電力消費を行う。
・小口の荷物などにも迅速に対応が可能な電動式移動ラックを採用することで、入出庫時における温度変化による荷物へのダメージを極力軽減できる。

●環境にやさしい冷蔵倉庫
・施設屋上には、業界最大規模となる628kwの太陽光発電システムを設置。自社利用の他に、営業冷蔵庫初となる売電も行う。
・電力管理にBEMS(Building Energy Management System)を導入。消費電力の「見える化」による最適化を図る。
・冷媒には、自然冷媒であるアンモニアとCO2を使用している。
・全館の照明にLEDを採用して電力消費を削減する。

●最適な保管環境の提供
・貨物の品質保持に最適なヘアピンコイル方式を採用。天井からの自然対流による冷却方式のため、温度や湿度の変化が極めて少なく、品質の劣化を防ぐ。
・太陽光発電した電力をリチウムイオン電池に蓄電。万一の時にも機能停止しない災害に強いBCPを確立する。

<夢洲物流センター(仮称)の概要>
名称:夢洲物流センター(仮称)
所在地:大阪市此花区夢洲東1丁目
構造:鉄筋コンクリート造4階建
延床面積:2万1,500平方メートル(6,500坪)
敷地面積:1万7,100平方メートル(5,200坪)
冷蔵収容能力:約2万5,900トン
F級:約2万5,000トン
C級:約900トン
着工:平成25年5月初旬予定
竣工:平成26年6月下旬予定

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