[最新ニュース] 物流・生産拠点

DHLサプライチェーン、マルチユーザー型ハブ施設「相模原ロジスティクスセンター」を開設

2013/04/04

ロジスティクス業界のグローバルリーダーであるDHLサプライチェーン(株)(本社:東京都品川区)は、このほど、更なる事業拡大への布石として、「相模原ロジスティクスセンター」を神奈川県相模原市内に開設することを発表した。当施設の開設により、同社は国内に保有する倉庫面積の約20%を拡充する。2013年4月工事着工、2014年3月末に竣工予定で、新施設への投資総額は10か年で総額約50億円にのぼる。

当施設は、約1万3,000坪の倉庫面積を持つ、マルチユーザー型のハブ施設。ファッション・アパレルをはじめとしたコンシューマー・リテール業界において、サプライチェーンがグローバル化、高速化する一方、eコマースへのニーズが高まるなど、物流により高い専門性と品質、スピード、効率性が求められている。同社は、当拠点において、グローバルでのベストプラクティスや日本市場を熟知したノウハウ、業界の専門知識を活用して、コンシューマー・リテール業界を中心に最適な物流サービスを提供し、さらなる事業の拡大を目指す。

新施設は国道16号に程近く、圏央道(首都圏中央連絡自動車道:2013~2014年度完成予定)相模原インターチェンジからも至近であり、大規模商圏である首都圏に向けた立地優位性が高く、空港や港湾施設へのアクセスも優れている。また東名高速道路海老名インターチェンジにも近いため、西日本方面への配送に利便性の高い立地。首都圏だけでなく中部・西日本のマーケットにも効率的なアクセスを求める製造業、ファッション・アパレル業界などのコンシューマー・リテール分野を中心とした大勢のお客様の利便性を最大限に実現する戦略的な立地となっている。

当該ハブの開発は、ケネディクス(株)と伊藤忠商事(株)が共同で開発を行い、同社が最適なソリューションを提供するために完全なビルド・トゥ・スーツ(Build to Suit、BTS)型で建設される。2014年4月より同社が包括的に10年間リース予定だ。

同社は、各業界に関する幅広い知識と経験のもと、最先端のITソリューションと物流ノウハウを用いて、今後も日本のお客様のあらゆる物流ニーズに対応したサービスを提供していくという。

<施設の概要>
名称:DHLサプライチェーン「相模原ロジスティクスセンター」
所在地:神奈川県相模原市緑区西橋本5丁目9-1
敷地面積:2万2,020.77平方メートル
建築面積:1万1,897.25平方メートル
延床面積:4万4,103.64平方メートル
構造/階数:鉄骨造(基礎:RC造)地上5階建
設計施工:新日鉄住金エンジニアリング
着工予定:2013年4月着工
竣工予定:2014年4月竣工

|↑一覧に戻る|