[最新ニュース] 物流・生産拠点

王子コンテナー、福島工場を増強

2013/04/04

王子ホールディングス(株)は、段ボール製品の製造・販売を行なっている王子コンテナー(株)福島工場(福島県伊達市)での増強工事を決定したことを発表した。

王子コンテナーは、同社グループの段ボール事業中核企業として全国に工場を展開し、段ボール製品の製造・販売を行なっている。福島工場は、福島県伊達市で約40年の間、地域に根ざし事業を続けている工場だが、東日本大震災以降、被災した仙台工場(宮城県多賀城市)の生産をカバーするなど、生産量は大幅に増加している。また、東北地方は今後各種産業の復興が本格化することが見込まれ、それに伴い段ボール需要の回復が予想される。

この状況に鑑み、王子コンテナーでは現在の福島工場の敷地内で建屋を拡張し、生産設備の増設を図る増強工事を実施することとした。本増強工事により、福島工場の基盤は質・量ともに大幅に強化され、南東北地区有数の段ボール工場として、引き続きこの地で、将来にわたって伊達市、福島県、東北地方の地域経済そして地域社会に貢献していきたいとしている。

<増強後の新福島工場の概要>
場所:現福島工場敷地内(福島県伊達市保原町字東野崎100番地)
敷地面積:約6万平方メートル
延床面積:約3万9,000平方メートル
主な投資内容:生産設備(貼合機・製函機)、建屋拡張、太陽光発電設備 他
(工場内は、工場見学ルートの機能も兼ね備えた安全・環境に配慮したレイアウトを計画)
投資総額:約65億円
運転開始時期:2014年夏を予定 *現有設備にて操業を続けながら増強工事を実施
備考:本件は「ふくしま産業復興企業立地補助金」の指定を受けている。

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