2014/05/30

センコー(株)は5月30日、滋賀県守山市の守山PDセンター敷地内に3号倉庫を竣工したことを発表した。新倉庫は災害に強い物流拠点で、医療・医薬品をはじめ工業製品や消費財など様々な貨物を扱う。

守山PDセンターではこれまで1号倉庫（1982年稼働、延床面積約6,000平方メートル）、2号倉庫（1988年稼働、延床面積1万1,000平方メートル）を中心に業務を行ってきたが、拠点を拡充し、京滋地区での事業拡大を図るため、敷地内に新たに3号倉庫を建設した。

新倉庫の延床面積は約1万5,000平方メートルで、これにより守山PDセンターは3棟体制になり、延床面積の合計は約3万2,000平方メートルになった。

同センターは、滋賀県の湖南地区に位置し、名神高速道路などの主要幹線道路へのアクセスに優れた物流拠点だ。また、滋賀県は地震などの自然災害が少なく、顧客の物流拠点ニーズが高い地域。

新倉庫ではこの立地を生かし、自家発電装置や衛星電話を設置することで災害時にも業務を続けられる万全の体制を敷いている。

さらに、新倉庫には防虫・防塵設備を備えており、医療・医薬品や食品などの保管に適応した倉庫であるとともに、作業内容に応じたスペースを確保することが可能で、商品の詰め合わせや梱包作業などの流通加工も行える。また、倉庫の屋上には太陽光パネルを設置し、5月から売電事業を開始する。

＜守山PDセンター3号倉庫の概要＞

名称：守山PDセンター3号倉庫

所在地：滋賀県守山市吉身5-6-7

建物構造：鉄骨造地上5階建て

敷地面積：約3万1,500平方メートル ※守山PDセンターと同一敷地内

延床面積：約1万5,500平方メートル（約4,700坪）

倉庫面積：約1万4,500平方メートル（約4,500坪）

設備：貨物用エレベーター1基、 垂直搬送機2基、ドックレベラー2基、 高床プラットホーム（接車台数8台）、移動ラック、大型庇（19m）、自家発電装置、太陽光発電装置