[最新ニュース] 物流・生産拠点

東芝、京浜事業所に最新鋭のグローバルエンジニアリング・製造センターが完成

2014/02/06

(株)東芝は、発電システム事業の主要製造拠点である京浜事業所(神奈川県横浜市)内で建設を進めてきたグローバルエンジニアリング・製造センター(以下、新センター)が完成し、2月6日に稼働を開始したと発表した。新センターは、火力・水力・再生可能エネルギーなどのエネルギー関連機器の開発・設計を通して発電システム事業を推進する「グローバルエンジニアリングセンター」とグローバルにものづくりを展開するために海外拠点を指導・支援する「グローバル製造センター」の機能を持ち、同社グループのエネルギー事業を推進する中核拠点としての役割を果たしていくとしている。

新センターには、最先端のICT環境のもと、エンジニアリング、製造、調達などの機能を集約した。これにより、国内外拠点とのコラボレーションおよびコミュニケーションを促進し、エンジニアリングの品質や生産のスピードの向上を図るという。

建物には免震構造を採用したほか、津波を考慮した高床設置の非常電源を設置し事業の継続性(BCP)を強化している。また、最新のBEMS(Building Energy Management System:ビル向けのエネルギー管理システム)や省エネ設備を導入することで、エネルギー使用量を2014年度目標で2012年度比33%削減する予定。なお、新センターは横浜市の建築物環境配慮評価認証制度(CASBEE横浜)で最高位のSランクの認定を獲得している。

同社は、スマートコミュニティ事業の中核拠点である川崎市の「スマートコミュニティセンター」、インドで発電システムの製造から保守・サービスまで一貫して手掛ける「東芝ジェイエスダブリュー・パワーシステム社」など、国内外の拠点と新センターとの連携を深め、新興国をはじめとしたグローバルなエネルギー需要の伸張に対応するため、発電事業におけるグローバル展開を加速するとしている。

<新センターの概要>
所在地:東芝京浜事業所内(横浜市鶴見区末広町二丁目4番地)
建物構造:鉄骨造5階建(建屋免震構造)
延床面積:約2万2,388平方メートル
収容人数:約1,500名
着工:2012年12月
竣工:2013年12月11日
稼働開始:2014年2月6日

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