[最新ニュース] 物流・生産拠点

センコー、災害に強い免震構造の北大阪PDセンターが稼働

2014/02/03

センコー(株)は、2014年2月1日、大阪府茨木市に「北大阪PDセンター」を開設したと発表した。

同センターは延べ床面積約5万平方メートルで、同社グループの西日本地区の物流センターでは初となる免震構造の物流センターだ。

同社は関西地区での物流サービスをさらに強化・拡大するため、関西地区の玄関口である北大阪地域に物流拠点の準備を進めていた。

完成したセンターは、北大阪トラックターミナル内に立地しており、名神高速道路、近畿自動車道に近く、大阪府内はもとより関西全域へのアクセスにも優れている。さらにJR貨物の大阪貨物ターミナル駅、吹田貨物ターミナル駅にも近く、顧客へのモーダルシフトの提案が可能。また、トラックターミナル内の他のトラック輸送事業者との連携にも便利な立地となっている。

新センターは、東日本大震災以降に高まっている、建物の耐震性や津波被害の懸念のない内陸部に物流拠点を構えたいという顧客のニーズに応えるため、免震構造となっている。さらに、自家発電装置を設置することで、万一の災害時にもいち早く業務を再開する体制を確保しており、BCP(事業継続計画)に力を入れている顧客の要望に応えることができる。

また、新センターは同社が近年注力している医療・医薬関連の物流ニーズに応えるため、定温設備、フロアごとの入退出管理ができるセキュリティ設備などを備えている。あわせて、薬事法上の許認可も取得し、薬剤師が常駐するなど、医療・医薬関連の物流業務を幅広く行っていく予定だ。

さらに、環境に配慮した物流センターとして、太陽光発電装置をはじめ、雨水利用設備、夏季の室温上昇を防ぐ遮熱塗料、LED照明などを設置している。

<施設の概要>
名称:北大阪PDセンター
所在地:大阪府茨木市宮島2丁目5-1(北大阪トラックターミナル内)
建物構造:鉄骨造 地上5階建て、免震構造
延床面積:約4万8,000平方メートル(1万4,500坪)
うち、倉庫:約4万3,000平方メートル(1万3,050坪)
事務所:約800平方メートル(250坪)
設備:エレベーター 3基(うち貨物専用2基)、垂直搬送機 6基、トラックバース 42台分、ドックレベラー 6台、移動ラック(約2,700坪)、定温設備、セキュリティ設備、自家発電機
貸主:大阪府都市開発(株)

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