[最新ニュース] 物流・生産拠点

ポーラ・オルビスホールディングス、子会社が静岡県に持つ2工場を統合

2013/02/14

ポーラ・オルビスホールディングスは2月13日の取締役会において、子会社であるポーラ化成工業(株)が静岡県に持つ2工場(静岡市・袋井市)の統合を行うことを発表した。

同社は、長期ビジョンである「高収益グローバル企業」の実現に向け、2020年にはグループ連結売上高2,500億円以上、海外売上高比率20%以上、営業利益率業界トップ水準(13~15%)を目指し、事業展開を進めている。2011-12年にはM&Aにより2つの海外ブランドがグループ入りしたことから世界的な研究・製造体制の編成を検討している。国内の製造体制については「スキンケア・ベースメーク品を中心にした得意分野に集中し、抜本的な効率の向上」を狙いとして静岡県内2か所の化粧品製造工場(静岡工場、袋井工場)の再編成に着手することになった。生産設備の老朽化や、工場立地環境などを総合的に判断し、今後、袋井工場への統合を進め最新技術活用のマザー工場と位置づけた、QCD世界トップレベルの製造体制へ変革を進めていくという。

統合スケジュールについては、順次計画を進め2014年度の完了を目指す。

静岡工場については、2014年に製造を終了し、機能を袋井工場に移管する。社員は袋井工場を中心にグループ内での配置転換等、適切な対応を進めていく。静岡工場の活用方法については、今後検討する。

<工場の概要>
静岡工場
所在地:静岡県静岡市駿河区弥生町6-48
敷地面積:4万4,953平方メートル
操業開始:1954年(昭和29年)
年社員数:336名(有期契約社員含む 平成25年2月1日現在)
年間生産個数:約3,000万個

袋井工場
所在地:静岡県袋井市愛野1234番地
敷地面積:20万7,618平方メートル
操業開始:1977年(昭和52年)
年社員数:523名(有期契約社員含む 平成25年2月1日現在)
年間生産個数:約7,500万個

|↑一覧に戻る|