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三菱地所、同社初の単独物流施設を福岡県に着工

2013/12/11

三菱地所(株)は、福岡県糟屋郡久山町および篠栗町において、地上4階建て延床面積約4万平方メートルのマルチテナント型物流施設「ロジクロス福岡久山」を着工すると発表した。竣工は2014年10月の予定。

本計画は、物流施設としては同社初の単独開発案件であり、初の首都圏以外の開発案件となる。本計画の着工に合わせ、同社の物流施設名称を「ロジクロス」と名付け、今後全国で展開していく。「ロジクロス」は、物流の「Logi-」に加え、人・モノ・ビジネスが活発に行き交うイメージを「Cross」という言葉で表現し、物流に関わる様々な「Cross」が生まれることで、新たな可能性が広がっていく場所を、同社として提供していきたいという思いを込めている。施設のロゴマークは、「Logicross(ロジクロス)」の「L」「O」「C」を使用し、物流施設をイメージした箱型を形成することにより、安定感や安心感を表現している。

第1弾となる「ロジクロス福岡久山」は、九州最大の消費地である福岡市に加えて北九州市等の周辺都心部への配送も十分にカバーできる他、九州自動車道「福岡IC」まで至近であるため、九州全域への広域配送拠点にもなり得る立地に誕生。液状化リスクや浸水被害といった災害リスクの低いエリアに位置し、働く人々が安全に物流事業に注力頂ける環境を提供するという。

汎用性の高い最新物流施設を提供し、福岡エリアでの優良な賃貸物流施設に対する高いニーズに応える。また、最新の物流施設の仕様を備えると共に働く人々の職場環境に配慮した施設計画としており、マルチテナント型物流施設として荷主・3PL会社の多様なニーズにも対応可能。

同社は、今年4月に「物流施設事業部」を組織し、物流施設事業をオフィス・住宅・商業施設に次ぐ同社の事業の一つとして成長させるべく、首都圏以外の福岡・大阪・名古屋等の大都市圏を中心に全国で進出の検討を進めている。今後も、日本経済における産業インフラとして最新の物流施設を提供すべく、総合不動産ディベロッパーとして今まで培ってきたノウハウを活かしながら、積極的に開発に取り組んでいくとしている。

<ロジクロス福岡久山の特徴>
・九州自動車道「福岡IC」から約3.2kmの至近に位置しており、福岡市中心部への配送拠点や北九州市、その他九州全域への配送にも対応可能。
・福岡駅まで約12km、博多港まで約15km、福岡空港まで約12km圏内に立地。
・3階バースまでトラックが自走可能なスロープを設けており、1階・3階に大型トラックが着床可能なトラックバースを設置。
・貸付区画は4区画まで分割対応可能とし、約7,600平方メートル(2,300坪)から貸付可能。
・床荷重1.5t/平方メートル、梁下天井有効高5.5m以上(一部4.5m)、柱スパン11.7m×10.0mと最新の物流施設が備える汎用性の高い仕様。
・就業者が働きやすい施設を目指して、貸会議室、ドライバー用休憩室・トイレを設置。

<ロジクロス福岡久山の概要>
所在地:福岡県糟屋郡久山町大字久原字原2781-1、福岡県糟屋郡篠栗町大字和田宇部木原1030-1(地番)
敷地面積:1万8,136.90平方メートル(5,486坪)
述床面積:約4万平方メートル(1万2,100坪)
構造:柱SRC・梁S造、地上4階建
設計管理監修:(株)三菱地所設計
設計施工:(株)竹中工務店
用途:マルチテナント型物流倉庫(複数テナントによる分割利用が可能)
着工:2013年12月20日
竣工:2014年10月中旬

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