2013/12/09

大正製薬ホールディングス(株)の連結子会社である大正製薬(株)は、このほど大阪府豊中市に物流センターを竣工させた。2014年1月より稼働開始の予定。

大正製薬は、関西地区物流拠点としてすでに大阪物流センター（大阪市城東区）を保有し、大正製薬と大正富山医薬品（同社連結子会社）の製品をここから主に関西向けに出荷しているが、当該センターの建物設備が老朽化したこと、また大規模災害への備えが不十分であること等から、2012年12月より新物流センターの建設に着手し、このほど竣工させたもの。これに伴い大阪市城東区の現センターは年内に閉鎖の予定。

新センター建設にあたっては、従来の物流センターの機能に加え、耐震性を強化するとともに、大正製薬が物流拠点を置く他地域（大宮、横浜他）で万一大規模災害等が発生し、物流機能が毀損した場合でも、おおよそこれに代替できる機能を備えることに留意した。

このため、新センターには、主要製品の非常用在庫を積み増す倉庫スペース、免震構造の自動倉庫と垂直搬送機、無線カートピッキングシステム、非常用発電機、給油設備等が備えられている。さらに、運送会社を当センター内に誘致することにより緊密に連携して災害に対応できることを企図しているとしている。

＜大阪物流センターの概要＞

名称：大正製薬(株)大阪物流センター

所在地：大阪府豊中市箕輪3丁目7番15号

建物：地上4階建て

敷地面積：12,165平方メートル（3,686.6坪）

建築面積：6,392平方メートル（1,937.1坪）

延床面積：1万9,195平方メートル（5,816.7坪）

建築施工：鹿島建設(株)

着工：2012年12月

竣工：2013年11月