2021/12/22

楽天グループ(株)と(合)西友は12月21日、協働で運営する「楽天西友ネットスーパー」で、ラサール不動産投資顧問(株)と(株)NIPPOが共同で開発する大型物流施設（千葉県松戸市）の全フロアを賃借し、BTS型（Build To Suit：貸借人[テナント]の要望に応じてオーダーメイドで建設され賃貸される物流施設）の専用物流センターを新設すると発表した。同施設の稼働開始時期は2023年上期の予定。

昨今、「新しい生活様式」のもとECが生活基盤として定着し、ネットスーパーに対する需要は急速に拡大しており、「楽天西友ネットスーパー」のサービスも2021年1月～3月の売上は前年同期比29.9％増、4月～6月の売上は前年同期比28.4％増と継続的に伸長している。

今回新設する物流センターは、延べ床面積約2万1,500坪（約7万1,000平方メートル）と「楽天西友ネットスーパー」の物流センターで最大規模となり、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で最大4万～5万アイテムを保管可能。また、搬送等の自動化設備を導入し、倉庫内作業を効率化する。これにより「楽天西友ネットスーパー」の当日配送枠を拡充。首都圏における供給能力の強化（※）とサービスの利便性向上を図る。

※2021年12月現在、首都圏ではエリアに応じて千葉県柏市の物流センター、神奈川県横浜市の物流センター、および実店舗から配送。

●新施設概要

所在地：千葉県松戸市稔台5丁目1番1

竣工：2022年1月（予定）

稼動開始：2023年上期予定

延床面積：約2万1,500坪（約7万1,000平方メートル）

貸借面積：約2万坪（約6万7,000平方メートル）

物件階数：地上4階建

概要：千葉県松戸市に所在する本大型物流施設は、東京外環自動車道松戸ICから約4km、東京23区を網羅する環状七号線まで約7kmと至近で、首都圏中心部への配送、および高速道路網を利用した首都圏広域への配送に優れている。新京成電鉄新京成線みのり台駅からは徒歩約15分に位置しており、職住近接の就労環境も整っている。