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モノタロウ、新物流拠点の猪名川DC竣工式を実施    

2021/11/29

(株)MonotaRO(モノタロウ)は11月26日、新物流拠点として猪名川ディストリビューションセンターの竣工式を実施した。

今回入居するプロロジスパーク猪名川1は、プロロジス国内開発実績100棟目となる記念すべき施設で、防災拠点や地域のコミュニティー、環境負荷の軽減を設計に組み込んだ「プロロジス猪名川プロジェクト」として開発が進められたもの。

竣工式・完成セレモニーはプロロジス代表取締役社長の山田御酒氏をはじめモノタロウ代表執行役社長の鈴木雅哉氏、猪名川町長の岡本信司氏、猪名川町関係者、設計・施工を担当した清水建設(株)代表取締役社長の井上和幸氏等の関係者が出席し、新施設の完成を祝った。

モノタロウは前年比約20%の成長を続けており、それに伴う物量の増加、物流における出荷能力および在庫能力増強、物流の効率化を目的に、新しい物流拠点として猪名川ディストリビューションセンターを2022年4月に本稼働を予定している。同センターの稼働により、当初は1日9万行、2023年の設備拡張により追加9万行、合計18万行の出荷能力を見込んでいる。自動搬送ロボット(AGV)を800台超を導入し、これによりユーザーへの迅速な配送体制を一層強化する。

1~5階および6階の一部に、モノタロウが入居。西日本全域への配送利便性や新名神高速道路を利用した幹線輸送に適した立地であり、1フロア当たりの面積が広く無人搬送ロボットやマテハンを利用した物流オペレーションもしやすい点、免震構造を採用した防災性等を評価し、入居を決定したとしている。

また、同拠点は防災拠点や地域のコミュニティー、環境負荷の軽減を設計に組み込んだ「プロロジス猪名川プロジェクト」としてプロロジスにより開発が進められたもので、今後の持続可能性を見据え、必要な設備と考えたとしている。

●猪名川ディストリビューションセンター概要
所在地:兵庫県川辺郡猪名川町
使用延床面積:合計約17万8,800平方メートル
在庫能力:計50万点
出荷能力(1日当たり):第1期 2022年4月:9万行、第2期 2023年:9万行 合計18万行
[参考]モノタロウの現状の出荷能力(1日当たり):笠間+茨城中央:13万行、尼崎6万行 合計19万行

●左より猪名川ディストリビューションセンターの入居施設「プロロジスパーク猪名川1」、「プロロジスパーク猪名川2」(上)、竣工式の様子(中)、記者会見の様子(下)左より、プロロジス 代表取締役社長 山田御酒氏、モノタロウ 代表執行役社長 鈴木雅哉氏

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