[最新ニュース] 物流・生産拠点

KGL、広島市に「広島西風新都センター」開設

2021/11/15

キリングループロジスティクス(株)(KGL)は11月15日、キリンビール(株)の商品を広島近郊エリアの顧客へ安定的に供給するほか、将来的なトラックドライバー不足等の社会課題解決を目的に、広島県広島市に新たな物流拠点「広島西風新都センター」を開設し、11月19日から出荷を開始すると発表した。

昨今の物流業界では、災害の発生時においても安定した商品供給が求められるとともに、2024年4月に施行される働き方改革関連法も見据えた長距離輸送の削減およびトラックドライバー不足への対応が急務となっている。これまで広島エリアへのキリンビール商品の出荷は主にキリンビール岡山工場から行ってきたが、キリンビール岡山工場から広島近郊エリアの配送先までは片道約200kmにも及ぶ長距離輸送となり、ドライバーの拘束時間が長い状態だった。また、災害発生時には長距離輸送であるが故に道路寸断による配送遅延といったリスクが高い状態でもあった。

今回「広島西風新都センター」を稼働することにより、広島近郊の配送先までの距離が約6~9割短縮されるほか、ドライバーの拘束時間もおよそ半減までに短縮される。ドライバーの労働環境を改善することでドライバー不足解消の対応を推進するとともに、遅配や災害発生時の配送困難リスク低減も図られ、広島近郊エリアの顧客に安定供給が可能となる。

●施設概要
名称:キリンビール広島西風新都センター
住所:広島市安佐南区伴南2-5-8(2・3階)
使用倉庫:東部ネットワーク(株)
倉庫床面積:約 2,400坪

●「広島西風新都センター」外観イメージ

|↑一覧に戻る|