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「GLP ALFALINK相模原」で無人モビリティ実証開始

2021/11/11

(株)ティアフォー、日本GLP(株)、損害保険ジャパン(株)、アイサンテクノロジー(株)は11月10日、2025年の無人モビリティサービスの本格普及を見据えた長期技術・サービス実証を、「GLP ALFALINK 相模原」の敷地内で開始した。

ティアフォーは「自動運転の民主化」をビジョンに掲げ、世界初となるオープンソースの自動運転 OS「Autoware」(※1)の開発をリードし、誰もがテクノロジーの発展に貢献できるエコシステムの構築を目指している。交通事故の削減や労働力不足といった社会課題の解決に自動運転技術が貢献するため、多くのパートナーとともに開発を進め、自動運転実証は国内外で100か所を超える実績を積み重ねてきた。

自動運転は、地域や環境ごとの様々なニーズへの適合が求められる。これまでゴルフカートやタクシー専用車両の自動運転化を進めており、今回新たに小型EVバスを自動運転化することで、自動運転への期待に応えていく。
 
今回実証を行う「GLP ALFALINK 相模原」は、総延床面積が約67万平方メートルを誇る日本最大級の最先端物流拠点。同施設内において長期技術・サービス実証を行い、早ければ2022年のサービスインを目指す。
 
損保ジャパンは、ティアフォーおよびアイサンテクノロジーと共同で、安心・安全な自動運転サービスの実装を支えるインシュアテックソリューション「Level Ⅳ Discovery」(※2)の開発を進めている。最終走行テストにおいても、「自動運転リスクアセスメント」・「遠隔見守りサポート」・「自動運転専用保険」を提供。また、アイサンテクノロジーは自動運転に必要な高精度3次元地図の分野で自動運転車の走行を支える。
 
4社は今回の「GLP ALFALINK 相模原」での実証終了後に効果検証し、関係各所との協議を踏まえ、サービスインの時期を最終確定予定。 

●各社の役割分担 
ティアフォー:レベル4(※3)相当の自動運転技術・サービス実証の実施
日本GLP:テストフィールド提供、実装先候補
損保ジャパン:自動運転リスクアセスメント、遠隔見守りサポート、自動運転専用保険の提供
アイサンテクノロジー:高精度3次元地図の作成・提供

●走行テストの概要 
実施期間:2021年11月12日~2022年3月31日
走行ルート:GLP ALFALINK相模原敷地内
車両:タジマ社製のGSM8(手動運転車両/10名乗り)を自動運転対応車両に改造
乗車対象:GLP ALFALINK相模原で働く人々
 
※1:名古屋大学で開発された自動運転用のオープンソースソフトウェア。AutowareはThe Autoware Foundationの登録商標。

※2:「走行前の事故予防」「走行中の見守り」「万が一の事故への備え」と、自動運転走行を安心・安全面で総合的にサポートするソリューション

※3:特定条件下で完全自動運転が可能な自動運転システムを搭載。実証時は安全確保のためにオペレーターが乗員する。

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