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グッドマン、STT GDCと千葉にデータセンター新設

2021/10/07

グッドマンは10月7日、シンガポールのデータセンター運営大手、STテレメディア・グローバル・データセンターズ(STT GDC)に対し、グッドマンが千葉県に開発する新たなデータセンター2棟を賃貸する計画を発表した。

2棟の延床面積は合計6万平方メートル、IT電力は2棟合計で60MWとなる新たなデータセンターキャンパスは、千葉県印西市のグッドマンビジネスパーク内に開発される予定。グッドマンビジネスパークは複数の物流施設やデータセンターから構成される総合的なビ
ジネスパークで、すべての施設が竣工すると総賃貸面積は80万平方メートルを超え、資産評価額は3,000億円を上回る見込み。今回のプロジェクトではグッドマンがコア&シェルを開発し、2棟の建物をSTT GDCに長期にわたり賃貸する。STT GDCは最先端のデータセンターのフィットアウトと運営を行い、第1棟は2024年の第2四半期にサービスを開始する予定。

内閣官房の成長戦略会議はイノベーションの推進により国内の経済成長を押し上げることを目指しており、デジタルトランスフォーメーションはその核心となる分野(※1)。また、5Gは2026年までに国内の最も主要な携帯電話技術となり、5Gの加入回線数は 2029年までに1億5,100万に達すると予測されている(※2)。大型のハイパースケールデータセンターは、デジタルトランスフォーメーションの取り組みと5G通信サービスの拡大を支える、極めて重要な役割になる。

今回のパートナーシップは、シンガポール、インド、中国、タイ、およびアジアの主要な成長市場で130以上のデータセンターを展開する強力なポートフォリオを有し、リージョナルデータセンターの拠点を拡大するというSTT GDCのコミットメントを示すもの。

※1:https://www.reuters.com/world/asia-pacific/japan-growth-strategy-draft-calls-digitalisation-greener-society-2021-06-02/
※2:https://www.trade.gov/market-intelligence/japans-5g-networks

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