2021/09/03

キリングループロジスティクス(株)（KGL）は9月3日、キリンビバレッジ(株)の商品の北海道エリアにおける保管能力及び出荷能力を高めるとともに、トラックドライバー不足等の社会課題解決を目的に、北海道北広島市に新物流拠点「輪厚物流センター」を開設し、9月22 日から出荷を開始すると発表した。

 

昨今の物流業界では、重なる猛暑や災害の発生時での安定した商品供給をはじめ、2024年4月に施行される働き方改革関連法も見据えた長距離輸送の削減およびトラックドライバー不足への対応が急務となっている。

これまで北海道エリアへのキリンビバレッジ商品の配送は、主に「札幌物流センター」および「東雁来物流センター」「千歳総合センター」から行ってきたが、これらの物流拠点を集約し、新たに「輪厚物流センター」を開設することで、保管能力および配送能力が強化され、将来にわたり安定的な商品供給を実現する。また、効率的な物流体制を構築することで、輸配送距離の短縮によるCO2排出量の削減が見込めるほか、遅配等のリスクの低減、ドライバーの拘束時間短縮等、ホワイト物流を推進する。

また、同センター内では、AGF（無人搬送フォークリフト）など構内作業の効率化・省人化が図れる新たな設備も積極的に導入し、将来的にも安定したセンターの運営を目指す。

●施設概要

名称：キリンビバレッジ輪厚物流センター

住所：北海道北広島市輪厚工業団地2丁目3-2（北広島市輪厚工業団地内）

使用倉庫：日本通運社管理

倉庫概要：地上2F建て、倉庫床面積約6,245坪（保管面積4,962坪）