[最新ニュース] 物流・生産拠点

中国平安グループ、日本の物流不動産市場へ参入

2021/07/28

(株)アスコットは7月27日、新体制の下、物流施設開発事業への新規参入を決定し、第1号案件として同日付で埼玉県加須市の土地を物流施設開発用地として取得する契約を締結した。

コロナ禍や働き方改革によるECの急速な普及を背景に、宅配需要が爆発的に増加し、特に生活居住空間に近いエリアにおける「ラストワンマイル」の物流網強化が、物流事業各社にとり喫緊の課題となっているほか、1970年代に建てられた多くの倉庫が老朽化し、建て替え需要が迫るなど、物流施設開発事業は大きなビジネスチャンスを迎えている。

●本計画の概要
本用地は東北から東京への入口として、東京都心より約50km圏の埼玉県北東部に位置し、東武伊勢崎線を利用するベッドタウンにあり、埼玉県内に加え、首都圏全域への集配送が可能な利便性の高い立地にある。本計画の用地は最寄り駅から徒歩圏内で住宅エリアにも近いことから、子育て中の女性にも働きやすく、物流施設の雇用確保および地域の雇用創出の場としても期待されている。

物件所在地:埼玉県加須市
予定用途:物流施設
※物流施設の着工は2022年春予定、竣工は2023年初夏を予定。

●(株)アスコットについて
本社所在地:東京都渋谷区神宮前3-1-30 Daiwa青山ビル5F
設立:1999年4月
代表者:羅怡文/久米本憲一
資本金:108億6,772万1,000円(2020年12月18日現在)
事業内容:
・不動産開発事業(分譲マンション、賃貸マンション、オフィス、ロジスティクス)
・不動産ソリューリョン事業(バリューアップ、不動産コンサルティング)
・その他
主要株主:
・森燁有限公司(Sun Ye Company Limited)(平安グループ)[保有割合46.78%(2020年12月18日現在)]
・SBIホールディングス(株)[保有割合35.01%(2020年12月18日現在)]
・平安(PING AN)ジャパン・インベストメント1号投資事業有限責任組合(平安グループ)[保有割合5.88%(2020年12月18日現在)]
 
●平安グループ(中国平安保险(集团)股份有限公司)について
中国平安保険グループは保険・銀行・投資等の金融事業を中心に、消費者の生活に密着するヘルスケア、スマートシティ等の事業も手がけており、生活サービスから蓄積した膨大なデータと人工知能(AI)等フィンテックを核に先端技術を融合させ、画期的なイノベーションを実現している世界最大級の金融グループ。
本社所在地:中国深セン
設立:1988年
董事長:馬明哲
事業内容:保険業、銀行業、投資業
総資産額:9兆5,278億7,000万元 (約164兆円)※2020年12月末時点
時価総額:約22.4兆円 ※2021年5月末時点
売上高:1兆2,183億1,500万元(約21兆円) ※2020年実績
顧客数:2.2億人
ランキング:世界21位(2020年 Fortune 500)、世界6位(2021年 Forbes 2000)

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