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野村不、「Landport多摩」着工、楽天が1棟利用

2021/07/15

野村不動産(株)は6月、同社が手掛ける高機能型物流施設「Landport」シリーズ27棟目、Landport八王子Ⅰ・Ⅱに次ぐ八王子市内3棟目の物件となる「Landport多摩」の地鎮祭を執り行い、着工した。

同施設は楽天グループ(株)の物流拠点となる予定で、楽天と共に着工前から協議を重ね、施設設計計画を構想。容積率を余剰し、2層構造としているほか、ブレースの削減により倉庫1階を全面シャッターとすることで、物流効率化が図れる施設設計計画としている。

加えて、周辺人口が多く雇用の確保に優位性がある立地面等も高く評価され、楽天による1棟利用が決定した。なお、同施設の運営を含む楽天の物流事業は、2021年7月に日本郵便(株)と楽天が共に出資し共同運営するJP楽天ロジスティクス(株)に承継される予定。

野村不動産は物流施設事業で、EC企業関連の成長スピードや3PL会社の事業拡大の影響による物流施設の需要の顕在化、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う在宅勤務・巣ごもり需要の増大等を背景として2年間で新たに総額約850億円の投資を行い、開発棟数全9棟(延床面積約11万8,000坪)の事業化を決定している。

●「Landport多摩」の仕様・設備
・1階ノンブレス工法の採用
・大型車40台同時接車可能なバースを設計
・1フロア約7,000坪の2層構造の採用
・電気自動車充電ステーション設置(2台分)
・withコロナ対応(衛生器具・換気見直し・乗用EV非接触対応)を行い、安心した運営をサポート
・庫内照明制御システムの採用

●物件概要
物件名:Landport多摩【マルチテナント型】
所在地:東京都八王子市鑓水2丁目108番4
交通アクセス:JR横浜線・京王線橋本駅約1.8㎞、圏央道相模原IC約8.5㎞、中央道八王子IC約11.3㎞
敷地面積:4万9,452.25平方メートル(1万4,959.30坪)
規模:2階建てビル型
着工:2021年5月
竣工:2022年6月(予定)

●「Landport多摩」完成予想図

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