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埼玉県北本市で「GLP北本」竣工、竣工前に満床

2021/07/21

日本GLP(株)は7月21日、埼玉県北本市で延床面積約5万5,000平方メートルの先進的物流施設「GLP北本」の竣工式を執り行った。

入居企業は工作機械・工具、住宅設備・家庭機器等の専門商社の(株)山善、ホームセンター事業を展開する(株)カインズ、総合物流企業の日本ロジステック(株)のサブリース先である北本市を拠点にロジスティクス事業を展開する(株)アドビュートが決定し、竣工前に満床となっている。

また、同日に北本市と日本GLPは「災害時における支援物資の集積・輸送拠点等に関する協定」を締結。本協定により、日本GLPは高いBCP機能を有する物流施設の倉庫スペースを緊急支援物資の一時保管施設として提供し、緊急時の迅速かつ確実な体制の構築を支援する。

「GLP北本」は北本市のハザードマップ上でも、洪水や地震、液状化など災害による危険度が極めて低いと想定されるエリアに立地しており、防災センターでの24時間有人警備や非常用発電機によるバックアップ電源の確保等、様々なBCP機能を整えている。
 
「GLP北本」は、周辺エリアに小・中規模スペースへのニーズが高い傾向を踏まえ、最小区画面積を約1,200坪に設定し、最大8カスタマーの入居を可能にすることで、需要に柔軟に対応できるようにした点が最大の特徴。また、各分割区画に垂直搬送機および荷物用エレベーターを標準設置することで、縦搬送能力を高め、2階へのスロープを用いたアクセスにより、2フロア(1-4階、2-3階)での効率的なオペレーションが可能。さらに1階は両面バース、2階は片面バース構造にすることで、通過型および在庫型物流センターの双方の需要へ対応している。

また、LED照明には人感センサ制御を一部採用し、省エネ対策にも取り組んでいる。

庫内には大型シーリングファンの装備に加えて、カフェテリアを設置し快適な就労環境を整え、共用部には抗ウイルス対策のコーティングを実施することで感染症対策にも取り組んでいる。

入居企業各社からは、物流拠点としての優れた立地、納品リードタイムの短縮が実現できること、配送および保管の両面で活用できる仕様、省エネ効果が期待できる人感センサ付き照明の設置、日本GLPの技術・管理の実績等が評価された。

●施設概要 
施設名:「GLP北本」
所在地:埼玉県北本市下石戸6丁目316番2、他
敷地面積:2万5,054.76平方メートル
延床面積:5万4,478.05平方メートル
構造:地上4階建て、耐震・鉄骨造
着工:2020年5月
竣工:2021年6月
認証取得:CASBEE(新築)認証取得(予定)

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