2021/03/29

キリングループロジスティクス(株)（KGL）は3月29日、首都圏エリアへのキリンビール(株)およびキリンビバレッジ(株)の商品出荷能力を高めるほか、トラックドライバー不足等の社会課題解決を目的に、茨城県つくば市に新たな物流拠点「つくばセンター」を開設し、3 月30日から出荷を開始する。

これまで首都圏エリアへのキリンビール商品出荷は、主にキリンビール取手工場・横浜工場の倉庫から行ってきたが、キリンビール商品の販売好調を受け、工場倉庫の保管能力を超える出荷が続いていた。また、キリンビバレッジは消費地近郊で商品の保管能力の拡充を図り、繁忙期に備える必要性があった。

今回「つくばセンター」を稼働させることで、キリンビール取手工場の保管・配送能力が強化され、首都圏エリアへの安定的な商品供給が可能になるだけでなく、両拠点でのトラック拘束時間が短縮できる。また、キリンビバレッジ商品は国産水を中心とした製品の保管・配送する拠点を増やすことで、需要に応じた確実な配送を目指す。また、将来的には長距離輸送量削減のため、当拠点から東北エリアへ商品が直送できる体制を目指す。

同時に、配送先までの配送距離が短くなることで、遅配等のリスクの低減や、ドライバーの拘束時間短縮のメリットが得られ、ホワイトな労働環境を実現できる。また、大型消費地近郊に商品ストックを増やすことで、フレキシブルな商品配送が可能となる。

●施設概要

名称：キリンビールつくばセンター、キリンビバレッジつくば総合センター

住所：茨城県つくば市谷田部長堀 4459-55

使用倉庫：沼尻産業

倉庫床面積：約5,500坪