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SGHの「Xフロンティア」が全面稼働

2021/03/03

SGホールディングス(株)は3月2日、次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」で全面稼働を開始した。

SGHグループでは、2020年1月のXフロンティア竣工後、国際物流、大型・特殊輸送、ECプラットフォームといったグループ各社の物流機能を順次稼働している。今回、ECプラットフォームに導入された自動倉庫型ピッキングシステム「オートストア(※1)」の稼働開始を以て、Xフロンティアにおけるグループ各社の機能が揃い、相互連携が本格化することになる。

Xフロンティアの全面稼働により、以下の2つのポイントでグループの総合力を発揮するとしている。

(1)配送リードタイムの短縮によるワンストップソリューションの強化
Xフロンティアの中継センター(※2)は2層構造で、2020年10月に1層目(1・2階)を、2021年1月に2層目(3・4階)の稼働を開始した。2層目の稼働により、中継センターと5階の国際物流拠点・ECプラットフォーム間が搬送機で直接結ばれ、集荷や仕分け・各方面への発送と物流加工をXフロンティア内でシームレスに行うことが可能となった。処理能力が向上した中継機能とそれぞれの物流機能の融合により、配送までのリードタイムを短縮する。

(2)「GOAL」の拠点を構え、グループソリューションのフラッグシップセンターに
Xフロンティアは先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL」の事務所およびショールームも併設。ショールームでは、訪問した顧客の物流に関する悩みに合わせて、「GOAL」が受託した国内外各地のソリューション事例を見学できる。営業拠点とショールームを、デリバリー、ロジスティクス、国際、大型・特殊輸送等のグループが持つリソースが集まるXフロンティアに構えることで、顧客のビジネスに最適な物流ソリューションをよりスピーディーに提案する。

●「Xフロンティア」コンセプトシート
http://www.sg-hldgs.co.jp/x-frontier/pdf/concept_01.pdf

※1:自動倉庫型ピッキングシステム「オートストア」では効率的にスペースを使用した高密度の保管が可能で、保管数量が約50万点増加する。また、作業者は定点で入出庫作業を行い、ロボットが専用のコンテナを出し入れすることで、約40%の作業生産性向上が見込まれている。

※2:Xフロンティアの中継センターは5種類の最新自動仕分け機の導入によって1時間あたり約10万個の荷物を仕分ける高い処理能力を持ち、関東圏の9つの中継センター機能を集約している。中継センターを集約することで、営業所から中継センター、中継センターから全国の拠点への幹線輸送を効率化し、リードタイムを短縮できる。

●「Xフロンティア」特設ウェブサイト
http://www.sg-hldgs.co.jp/x-frontier/

●自動倉庫型ピッキングシステム「オートストア」(上・下)

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