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プロロジス、宮城県岩沼市でマルチテナント型を再開発

2021/03/04

プロロジスは3月4日、同社がスポンサーを務める「日本プロロジスリート投資法人」が同日、「プロロジスパーク岩沼1」の起工式を執り行ったと発表した。

「プロロジスパーク岩沼1」は、マルチテナント型物流施設として宮城県岩沼市に開発され、2008年10月に竣工したが、約11年半にわたる運営の後、2020年4月に発生した火災により焼失。2021年2月の解体撤去工事をもって、同敷地に新たな「プロロジスパーク岩沼1」を再開発し、入居企業を募集する。

起工式には、岩沼市の菊池啓夫市長や、設計・施工を担当する西松建設(株)代表取締役社長の高瀨伸利氏、日本プロロジスリート投資法人 執行役員 プロロジス・リート・マネジメント(株) 代表取締役社長の坂下雅弘氏らの関係者が参列し、工事の無事と事業の発展を祈願した。

●「プロロジスパーク岩沼1」施設概要
再開発する「プロロジスパーク岩沼1」は約4万5,700平方メートルの敷地に、地上2階建、延床面積約5万1,000平方メートルのマルチテナント型物流施設として開発される。以前の施設には設置されていなかったスロープを設け、2階への大型車両の直接アクセスを可能とする。これにより、東北エリアでは希少なワンフロアオペレーションが可能となり、効率的な物流オペレーションをサポートする。また、トラックバースや荷捌きスペースを十分に確保するなど、旧施設以上に機能を拡充し、入居企業の物流作業・搬出入の効率向上につなげる。

入居企業は最大6社(6区画)を想定し、最小区画は約1,500坪から賃貸可能とする。東北エリア全域への配送拠点として食品・消費財等の物流需要を想定し、1階は食品系企業からニーズの高い両面バースを採用。2階は有効天井高6.5mを確保することで4段ラックを設置可能とし、日用雑貨等の効率的な保管に対応する。

広い敷地内には、建物外周に大型車両が走行可能な車路を整備するほか、トラックの待機スペースも十分に確保する計画。また、施設従業員のための乗用車用駐車場も十分に確保し、利便性の高い職場環境を整える予定。

●「プロロジスパーク岩沼1」計画概要
名称:プロロジスパーク岩沼1
開発地:宮城県岩沼市空港南3丁目2-35
敷地面積:4万5,704.77平方メートル(1万3,825.69坪)
延床面積:5万1,074.64平方メートル(1万5,450.08坪)
構造:地上2階建、鉄骨造
着工:2021年3月
竣工予定:2022年4月

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