[最新ニュース] 物流・生産拠点

GLP、6億5,800万米ドルのSLLを初組成

2021/02/25

GLPは2月22日、6億5,800万米ドル、参加銀行10行の初のサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)を組成したと発表した。

同ローンはアジア太平洋地域のSLLとして最大規模であり、サステナビリティに対するGLPの継続的なコミットメントを示すもの。GLPは融資資金を気候変動の緩和およびグリーンビルディングの推進に関連した環境目標の達成に向けて活用する。

同ローンは3年間のリボルビング・クレジット・ファシリティ形式であり、サステイナリティクス社によるGLPの最新のESGリスク評価に連動するSLLとして構成されている。本ファシリティのもと、GLPは各種ESG指標において、GLPのパフォーマンスを反映するESGリスク評価スコアの向上に努めている。今回のSLLの特徴は目標とするESGパフォーマンススコアの改善を達成した場合、GLPが金利負担軽減を受けることができるという2段階のインセンティブの仕組みを持つ点。

ING社が、同案件のサステナビリティ・ストラクチャラーおよびコーディネーターを務め、GLP の将来のグリーンボンドおよびローン発行を担当する新しいグリーンファイナンスフレームワークの単独アドバイザーを務めた。

GLPとその戦略的パートナーは、グローバルでSLLやグリーンボンドの発行により10億米ドル以上を調達。また、GLP投資法人(証券コード:3281)はJCRサステナビリティファイナンス・フレームワーク評価においてSU1(F)評価1(最高格付け)を取得しており、物流J-REITとしては初めて個人投資家を対象としたグリーンボンドを発行している。2020年12月には、J-REITのサステナビリティボンドとして初の 15 年物の超長期サステナビリティボンドを発行している。

|↑一覧に戻る|