[最新ニュース] 物流・生産拠点

日本GLP、「GLP 福岡粕屋」を着工

2021/02/08

日本 GLP(株)は2月5日、福岡県糟屋郡粕屋町にてかねてより開発を進めてきた、延床面積約 41,000 平方メートルの先進的物流施設「GLP 福岡粕屋」の起工式を行った。GLP 福岡粕屋は、すでに GLPの施設を利用している企業が入居し、専用施設として一棟全体を利用する。総開発費用は約 90 億円で、2022 年 4 月末に竣工する予定だ。

GLP 福岡粕屋は、九州自動車道「福岡 IC」から約 1.5km の至近に位置し、福岡市内のみならず九州全域へのアクセスにも優れ、エリア配送および広域配送の拠点としても最適。また、福北ゆたか線の門松駅から約 1.7 km に位置し、周辺エリアには住宅地や工業団地も多く、労働人口が豊富なことから、同社では雇用確保の観点からも恵まれた立地環境にあるとしている。

施設面の特徴としては、敷地内を車両が周回でき、入出荷エリアを分けられる両面バースを備えており、効率的なオペレーションが可能。また、高度なマテハンシステムを導入できるよう、柔軟な防火区画の設定や十分な電力供給の確保も計画されている。設計段階では、建物とマテハンの BIM データを重ね合わせ、3次元に可視化することで、相互の干渉の有無などが確認しやすいことから、同社ではマテハン設置のスムーズな検討にも取り組むとしている。また、就労環境面では、カフェテリアや無人売店を設置し、休息の空間を設けるなど、従業員の快適性向上も図る。

同社・ 代表取締役社長の帖佐義之氏は、GLP 福岡粕屋について「福岡 IC 周辺の物流集積地に位置し、広域・エリア配送双方の物流拠点として、最適な立地と雇用確保の機会に恵まれた開発物件です。当社 のこれまでの実績を評価いただき、入居をご決定頂きましたが、今後も入居企業様のビジネス拡大を支えていくと同時に施設開発・運営を通じて地域社会の発展にも貢献して参りたいと思います」と述べている。

GLP 福岡粕屋は、GLP がグローバルな政府系投資機関および年金基金からの出資により、2018 年 12 月に設立した物流不動産開発ファンド「GLP ジャパン・ディベロップメント・パートナーズ III」による開発物件。同社が九州エリアで開発および運営する物流施設は、GLP 福岡粕屋で4棟目になる。

●施設概要
施 設 名:GLP 福岡粕屋
所 在 地:福岡県糟屋郡粕屋町大字上大隈字部木原 758
敷地面 積:約 20,500平方メートル
延床面 積:約 41,000平方メートル
構 造:地上 4 階建て、耐震・鉄骨造
着 工:2021 年 2 月
竣 工:2022 年 4 月末(予定)
認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)

|↑一覧に戻る|