[最新ニュース] 物流・生産拠点

コカ・コーラ、「埼玉メガDC」を2月から稼働開始

2021/02/08

コカ・コーラ ボトラーズジャパン(株)は、 埼玉工場(埼玉県比企郡吉見町)敷地内にて、 コカ・コーラシステム国内最大級の保管・出荷能力を持つ自動物流センター(以下、 埼玉メガDC)を竣工し、 2月3日から稼働を開始した。 

埼玉メガDCは、 コカ・コーラシステム国内最大級の製品保管容量(6万パレット)と製品出荷能力(8,500万ケース)を備え、 東京都および埼玉県の全エリアの物流を担う基幹拠点。 当社の物流体制の最適化を進める「新生プロジェクト」を通じ培った知見を生かし設計されたディストリビューションセンター(在庫型物流倉庫、 DC)で、 これまで各拠点で行ってきた仕分けやピッキングなどの物流業務、 在庫、 保管スペースを埼玉メガDCに集約し、 製造から卸・小売店や各自動販売機などのエンド・ツー・エンドまでタイムリーに製品を届けるネットワークを構築する。また、 自動格納ラックや自動ピッキングシステムなど設備の自動化を推進することにより、 従来の約半分のスペースでの製品の保管や、 出庫にかかる時間や人員による作業工程を短縮することが可能となり、 高密度かつ高効率の倉庫運営を実現している。 

同社は物流体制の最適化を目指した「新生プロジェクト」として、 「バランスの取れた継続的な改善」と「高品質・低コスト・安定供給」のサプライチェーン構築を推進している。埼玉メガDCに加え、 2022年末には同社明石工場敷地内に「明石メガDC」の竣工を予定しており、 今後も市場環境や消費者の多様なニーズに迅速に対応するため、 最適な物流体制の構築を目指す。 

●コカ・コーラ ボトラーズジャパン 「埼玉メガDC」の概要 
所在地: 埼玉県比企郡吉見町大字下細谷943-1 コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 埼玉工場敷地内
建築面積: 14,747平方メートル 
建物の延べ床面積: 23,548平方メートル (3階建て)
製品保管数量: 60,000パレット
製品出荷能力: 8,500万ケース
投資額: 約168億円
竣工: 2021年2月

●「埼玉メガDC」外観(上)、自動ピッキングシステム:ロボットによる自動ピッキングシステムで複数の製品をまとめ、 配送に回すなど、 在庫管理と物流の業務を効率化する(下)

「埼玉メガDC」外観 自動ピッキングシステム:ロボットによる自動ピッキングシステムで複数の製品をまとめ、 配送に回すなど、 在庫管理と物流の業務を効率化する

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