[最新ニュース] 物流・生産拠点

鴻池、岡山・鳥取と広域物資輸送拠点利用協定

2021/01/18

鴻池運輸は1月18日、岡山県および鳥取県と「災害時における広域物資輸送拠点としての利用に関する協定」を締結した。

これは両県に地震、津波、風水害等による大規模な災害が発生した場合、鴻池運輸の真庭配送センター(※、岡山県真庭市)で被災者向けの支援物資の搬入、仕分け、保管、搬出等に協力することを目的とした協定。

※2019年4月9日報道発表:https://ssl4.eir-parts.net/doc/9025/tdnet/1690773/00.pdf

●真庭配送センター災害時における広域物資輸送拠点としての協力範囲
施設名称:鴻池運輸(株)真庭配送センター
所在地:岡山県真庭市中原字中原202番11
協力内容
(1)広域物資輸送拠点は岡山県・鳥取県からの要請後、おおむね72時間以内に開設する
(2)搬入出等を行うための場所を、おおむね1,000平方メートル(少なくとも500平方メートル程度)確保する
(3)5名程度が搬入出等のための事務作業を行える場所を確保する
(4)荷役作業員、フォークリフト・フォークリフトオペレーター等、搬入出等に必要となる人員・資機材等を確保する

■1月18日にWeb会議で実施した協定締結式における鴻池運輸 代表取締役兼社長執行役員の鴻池忠彦氏のコメント
KONOIKEグループにとりましては、今回の締結を社会的貢献という観点からも非常に意義深く感じております。当社の企業理念は、「『人』と『絆』を大切に、社会の基盤を革新し、新たな価値を創造します」でございます。人と絆とは、従業員、取引先はもちろんのこと、地域社会との関係を大切にするということを意味しております。我々は、社会の公器としての役割を常に意識しており、これまでも地震や台風等の自然災害発生時には、当社グループが提供する、物流メディカル、空港業務等を通じて、社会インフラの緊急支援対応に取り組んでまいりました。

新型コロナウイルス感染症拡大の状況におきましては、物流を滞らせない、現場を止めない、という覚悟を持って、従業員全員が、日々業務に当たっています。現場の従業員から話を聞くと、「自分が感染しないことに最も気を使っている」という言葉を何度も耳にしました。それは、一人が感染すると職場内で感染が拡大し現場を止めることになり、ひいてはお客さまや社会に迷惑を掛けるという責任感、使命感から出た言葉だと理解しています。こうした、お互いを思いやり、助け合う気持ちこそが、当社の企業理念であります「人」と「絆」を大切にするというDNAにつながっているのだと感じています。

今回の協定につきましても、単に施設やスペースのご提供ではなく、災害・緊急時において命を守る、生活を守るという、覚悟を持って関係者・従業員一同取り組んでいく所存でございます。

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