SGホールディングスグループの冷凍食品低温物流事業を担う㈱ヒューテックノオリンは4月30日、静岡県静岡市に「静岡センター」を開設し、5月より本稼働を開始すると発表した。静岡県での拠点開設は同社初。

静岡センター外観

静岡センター設立の狙いの1つは、同地域における店舗物流の構築。東西の物流センターから店舗物流を行っていたものを、今回、静岡市内に拠点を置くことで、物流効率を改善し、持続可能な機能を提供する。

もう1つの狙いは、同社の主力事業である冷凍食品の共同配送機能を備えた。これまで静岡県への納品は、関東や愛知県の拠点から中継輸送をしていたが、乗務員の拘束時間制限等もあり、自社で納品先まで届けることは難しい状況だった。今回、静岡センターに共同配送の機能を持たせることで、保管や配送が自社で可能となり、サービスレベルの向上を図っていく。

さらに幹線輸送の中継拠点機能として、静岡センター内に乗務員向け仮眠室を用意した。東西の長距離輸送等に利用することで、乗務員の労務管理を遵守した物流サービスを提供していく。

●拠点の特長
静岡センターは、JR静岡駅から約4km、東名高速道路 日本平久能山スマートICから約500mと物流拠点として好立地にあるほか、静岡市の中心地からもほど近く、従業員にとって通勤に便利な環境にある。

倉庫は冷凍温度帯で約4,900パレットが収容可能な移動ラック倉庫と、仕分ソータやピッキング用のデジタルアソートシステム(DAS)を備えている。車両は中型車から大型車まで18台、全て冷凍温度帯車両で、パワーゲートを装着している。

環境面では屋上に太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーを自社で使用している。これにより静岡センターで使用する電力の約25%を太陽光発電システムで賄う計画。また、冷凍倉庫の冷凍機には環境負荷を低減するため、自然冷媒を使用している。

冷凍倉庫内の移動ラック
荷捌室

●拠点概要
拠点名:㈱ヒューテックノオリン 広域事業部 静岡センター
所在地:〒422-8023 静岡県静岡市駿河区片山114-1
敷地面積:約9,234㎡
延床面積:約8,342㎡
収容能力:約4,900パレット
仕様:建物賃貸借
主な設備:移動ラック、仕分ソータ、デジタルアソートシステム(DAS)、ドックレベラ、太陽光発電システム、自然冷媒システム冷凍機、冷凍車両18台、フォークリフト12台