ヤマト運輸㈱は4月7日、東京都江東区東雲に全国のヤマトグループの物流拠点への仕分け・輸配送機能とロジスティクス機能が一体となった、統合型ビジネスソリューション拠点を同日に開設し、2026年6月から順次稼働を開始すると発表した。
同拠点は東京都大田区の「羽田クロノゲート」に次ぐ、ヤマトグループ最大級の延床面積を有する地上6階建ての物流施設。約1万8,000坪のロジスティクスサービスを提供するエリアには、温湿度が管理されたエリアのほか、保税エリア(※1)を設ける予定。同拠点を活用し、顧客のサプライチェーン全体の最適化と事業戦略に貢献することで法人ビジネスのさらなる拡大を目指すとしている。

●拠点の特長
同拠点は、全国のヤマトグループの物流拠点への仕分け・輸配送機能とロジスティクス機能を統合した物流ソリューションを提供する施設。東京都心近接という国内外の輸配送に適した利便性の高い立地や、環境に配慮した設備、全国に張り巡らされた輸配送・倉庫ネットワークを生かしながら、法人顧客のサプライチェーン全体の最適化と事業戦略に貢献する。
①高付加価値なロジスティクスサービスを提供
約1万8,000坪の倉庫内で、在庫管理や流通加工をはじめとしたロジスティクスサービスを提供する。首都圏の店舗向けの当日配送や、翌日配送分の受注時間の延長が可能となり、到着までのリードタイム短縮や法人顧客の販売機会の最大化に貢献する。さらに、在庫保管倉庫から輸配送拠点までの輸送や荷物の積み替え作業がないため、輸送品質の向上、温室効果ガス排出量削減に貢献する。
また、温湿度が管理されたエリアで高い品質保持が必要とされる商品の取り扱いが可能。さらに、保税エリア(※1)では、輸出入する商品の保管や梱包を行うなど海外物流サービスを提供する。
②国内外の輸配送に適した立地
首都高速晴海線・豊洲ICから約1.5㎞、東京都心の銀座・日本橋エリアから約5㎞圏内に位置している。さらに、東京港の中核を担う「大井コンテナ埠頭」や「東京国際空港」(羽田空港)まで車で約20分の距離にあり、陸・海・空路すべての輸送モードへの利便性が高いため、海外輸送の拠点としても優れた立地。

③環境配慮
太陽光発電設備や蓄電池を使用し、施設の消費電力を再生可能エネルギー由来電力で賄うことで、法人顧客のScope3(※2)にあたる温室効果ガス排出量削減に貢献する。
●働きやすい職場環境の構築と周辺地域への配慮
最上階には昼食や休憩等に利用できるラウンジを設け、従業員が快適に働ける環境の整備に努めているほか、仕事と子育てを両立したい従業員が安心して仕事ができるよう、保育施設を備えている。さらに、車路およびランプウェイを防音壁で囲うことで、車両の走行音の低減に加え、夜間の車両ライトが周辺に与える影響にも配慮している。


●拠点概要
所在地:東京都江東区東雲1丁目7番30号
延床面積:11万9,606.90㎡(3万6,181.07坪)
主要設備:保育施設、食堂、休憩室、ラウンジ(24時間営業の無人コンビニエンスストア併設)、太陽光発電設備(2026年7月設置予定)、蓄電池、非常用発電機、EV用充電設備
※1:2026年度中に保税蔵置場の許可取得予定
※2:自社事業の活動に関連して他社が間接的に排出するサプライチェーンでのGHG排出量

