アサヒロジスティクス㈱は2月4日、グループ会社のアサヒフレッシュロジ㈱の茨城県守谷市における新たな物流拠点「守谷センター」が竣工したと発表した。2月13日に開所式が執り行われる予定。

同センターは、旧「取手センター」を移転新築し、施設老朽化対策、取扱量増加への対応、作業効率を追求したレイアウトの採用やウェアラブル端末等の新たな物流機器の導入により、省エネ・省力化の実現を目指す。物流機能の効率化と従業員の働きやすい環境の整備を行うことで、持続可能な物流サービスの提供への取り組みを実施していく。

守谷センター建物外観
守谷センター全体

近年の物流業界は、少子高齢化による労働力不足や温室効果ガス排出削減への社会的要請等、多くの課題に直面している。国土交通省の調査によれば、物流業界における労働力不足は2030年までに約28万人に達すると予測されており、省人化・省力化は業界全体の喫緊の課題となっている(※)。

同社では、こうした業界の変化と社会的要請に応えるため、取手センターの老朽化と取扱量増加による狭隘化を解消するほか、次世代の物流サービスに対応できる新たな拠点として守谷センター(取手センターから改名)を建設し、持続可能な物流の実現に向けた先進的な取り組みを導入した。

※経済産業省・国土交通省・農林水産省「我が国の物流を取り巻く現状と取組状況」2022年9月2日より

●守谷センターの特長
①作業効率とスペース柔軟性を高める最新設計
延べ床面積は、旧センターの1.6倍に拡大。庫内作業の効率化を徹底的に追求したレイアウトを採用し、作業スタッフの動線を最適化することで移動距離の短縮と作業時間の削減を図る。中でも仕分け作業は、天吊り式の固定機器からウェアラブル機器への変更により、従来の固定された作業スペースからフリーレイアウトでの仕分け作業へ変更する。これにより、取り扱う商品の量や種類、店舗数の変化に応じて柔軟に作業スペースを設定できるため、施設全体のスペース効率の向上が見込める。

②省エネ・省力化への積極的対応
容器(番重)洗浄については、従来より高性能機種(従来比30%アップ)を導入し、より低温度帯での洗浄力向上と水使用量削減、乾燥方法変更(熱源不要の遠心脱水を導入)により省エネを実現した。また、洗浄機の前後にスタッカー・アンスタッカーを設置することで作業負荷軽減を図ると同時に、作業エリアへの空調機器導入により作業者の労働環境改善にもつなげていく。

③BCP対応力向上への取り組み
敷地内に自家発電装置(発電能力:200kw)およびインタンク設備(軽油貯蔵量:48,000L)を有し、自然災害発生時等のBCP対応力が飛躍的に向上し、地域における安定的な食品物流体制の継続に貢献していく。

●拠点概要