岐阜プラスチック工業㈱は9月22日、同社米国子会社のRISU AMERICA, INC.がインディアナ州シェルビービルに建設していた新工場の完成を迎え、竣工式を挙行したと発表した。

同工場は、RISUグループにとって15番目の生産拠点で、日本国外で初の製造拠点となる。2024年4月に着工し、今回予定通り2025年9月に完成した。

RISU AMERICA, INC. インディアナ工場外観
2025年9月22日竣工式テープカット

●新工場概要
所在地:インディアナ州シェルビービル
敷地面積:約11万7,359㎡(約29エーカー) 3万5,500坪
建屋面積:約7,857㎡(約1.94エーカー) 2,378坪
生産品目:プラスチック製パレット(将来的に製品ライン拡大予定)
投資額:6年間で約6,000万ドル(約95億円)
※JETRO「米国における製造拠点等の立地選定支援」サービスを活用して土地の選定に至った。

岐阜プラスチック工業は1990年よりプラスチック製パレットの製造を開始し、30年以上にわたり培ってきた経験と技術により、日本国内で高い信頼を築いてきた。同工場でもそのノウハウを活かし、まずはプラスチック製パレットの製造から操業を開始し、北米で拡大を続ける物流資材需要に応えていく。また、広大な敷地を活かし、今後の需要拡大に合わせて生産能力を拡張できる設計となっている。

●雇用と地域貢献
稼働初期は約21名体制でスタートし、そのうち13名は日本から派遣された熟練技術者が務め、日本品質のものづくりを根付かせる。中長期的には約40名規模へと拡大し、その半数は現地採用を予定している。

RISU AMERICAは、地域人材の採用・育成に注力し、持続的な雇用機会を創出するほか、地元サプライヤーとの連携を深め、地域経済の発展に寄与していく。

●環境への取り組み
RISUグループは30年以上にわたりリサイクル材の活用技術を蓄積してきた。特にプラスチック製パレットはリサイクル材を有効活用できる製品であり、1990年以来の製造実績とリサイクル技術を融合させ、環境負荷を低減した持続可能な製品を北米市場へ提供していく。

●今後の展望
インディアナ工場は、「日本品質 × 環境配慮 × アメリカの力」を融合させ、持続可能で信頼できる製品を提供し、地域社会とともに成長することを目指す。操業開始時はプラスチック製パレットからスタートするが、今後は物流資材に限らず、RISUグループが扱う多様な製品の製造も検討していく。これにより、北米市場における顧客の幅広いニーズに応えるほか、長期的な事業展開を通じて地域経済の発展に貢献していくとしている。