デリカフーズホールディングス㈱は4月10日、同社子会社のデリカフーズ㈱が「大阪FSセンター」を竣工し、業務を開始したと発表した。
デリカフーズグループは2024年3月期を最終期とする中期経営計画「Transformation 2024」の基本方針の1つに「青果物流通インフラの構築」を掲げ、需要が高まる既存エリアや空白エリアでの拠点増設を進めてきたとしている。
大阪府は飲食店数全国第2位(※)の大都市で新鮮な青果物やカット野菜の需要も高いエリア。今回、茨木市に延床面積5,645㎡、関西エリアではデリカフーズ最大の青果物加工・物流センターが誕生し、西日本地区における一層の事業拡大を図るための新たな重要拠点と位置づけている。4月6日に竣工式が執り行い、デリカフーズグループの取引先が出席した。
※飲食店数は総務省統計局(令和3年経済センサス-活動調査)より
大阪FSセンターの開設により、2010年より進めてきたFSセンター(FSはFresh&Speedyの略)の全国展開が主要大都市圏(東北、関東、中京、関西、九州)で完了し、同一レベルの高品質なサービスを提供できるとしている。
●大阪FSセンターの主な機能
①オートメーション化による省人製造ラインの導入
②スーパーコールドチェーン(4℃)対応の新センター
③真空加熱野菜製造ライン・サラダライン・ミールキットラインの新設
④カット野菜製造ラインに異物除去装置を開発・導入
⑤在庫管理システムおよび進捗管理システムの導入
⑥野菜ゴミを完全リサイクル化へ
⑦フードテロ対策として最新のセキュリティシステム(顔認証)を導入
●施設概要
名称:デリカフーズ㈱ 大阪事業所 大阪FSセンター
所在地:大阪府茨木市
建物:地上3階建、延床面積5,645㎡
投資額:約41億円
業務開始日:2024年4月8日(月)